基礎知識 2024.02.02

【2024年1月】WordPress脆弱性情報&注目ニュース まとめ|WooCommerceプラグインに脆弱性発見など

この記事を書いた人

株式会社e2e wp.geek編集部

WordPressサイト制作サービス「wp.make」やWordPress保守・運用サービス「wp.support」などを展開する株式会社e2eの情報発信チームです。お客様の課題解決に役立つ、WordPressの最新情報をお届けいたします。

2024年1月度のWordPress脆弱性情報

2024年1月度に発見された脆弱性をご紹介します。
今月はWordPressやプラグインに関連する脆弱性が28個発見されました。

今回は、500万以上のサイトでインストールされているECサイト構築機能を追加する「WooCommerce」プラグインでも脆弱性が見つかるなど、注意すべき項目も多数あります。

自社のWordPressで使用している場合は、速やかに修正済みバージョンへのアップデート、アンインストールなどの対策を行いましょう。

  • LearnPress
  • 深刻度: 緊急
  • 脆弱性: SQLインジェクション
  • CVE: CVE-2023-6634
  • インストール数: 90,000+
  • 影響を受けるバージョン: LearnPress <= 4.2.5.7
  • 修正済みバージョン: LearnPress 4.2.5.8
  • Hostinger
  • 深刻度: 重要
  • 脆弱性: 認証不足
  • CVE: CVE-2023-6751
  • インストール数: 2,000,000+
  • 影響を受けるバージョン: Hostinger <= 1.9.7
  • 修正済みバージョン: Hostinger 1.9.8
  • LightStart
  • 深刻度: 重要
  • 脆弱性: 認証不足
  • CVE: CVE-2023-7019
  • インストール数: 700,000+
  • 影響を受けるバージョン: LightStart <= 2.6.8
  • 修正済みバージョン: LightStart 2.6.9
  • Happy Elementor Addons
  • 深刻度: 重要
  • 脆弱性: クロスサイトスクリプティング(XSS)
  • インストール数: 400,000+
  • 影響を受けるバージョン: Happy Elementor Addons <= 3.10.0
  • 修正済みバージョン: Happy Elementor Addons 3.10.1
  • PDF Invoices & Packing Slips for WooCommerce
  • 深刻度: 重要
  • 脆弱性: SQLインジェクション
  • CVE: CVE-2024-22147
  • インストール数: 300,000+
  • 影響を受けるバージョン: PDF Invoices & Packing Slips for WooCommerce <= 3.7.5
  • 修正済みバージョン: PDF Invoices & Packing Slips for WooCommerce 3.7.6
  • Schema & Structured Data for WP & AMP
  • 深刻度: 重要
  • 脆弱性: クロスサイトスクリプティング(XSS)
  • CVE: CVE-2024-22146
  • インストール数: 100,000+
  • 影響を受けるバージョン: Schema & Structured Data for WP & AMP <= 1.25
  • 修正済みバージョン: Schema & Structured Data for WP & AMP 1.26

WooCommerce8.5.0で脆弱性でロールバック|8.4.0は安全

WordPressにEC機能を追加するプラグイン「WooCommerce」の最新バージョン「8.5.0」でクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見されました。

この脆弱性については、「8.4.0」のバージョンでは修正されていたようでロールバックするという対処がとられています。
したがって、「8.4.0」のバージョンを使っている場合は安全です。

また、2024年1月31日時点で最新バージョンは「8.5.2」となっており、脆弱性修正済みのバージョンが公開されており、最新バージョンに更新しても問題ありません。

もし「8.5.0」をインストールしてしまい、現在もそのまま使用している場合は最新バージョンにアップデートすることを推奨します。

テーマ・プラグイン・レンタルサーバーのシェア・表示速度ランキングをマニュオンが発表

2024年1月時点のWordPressテーマ・プラグイン・レンタルサーバーのシェア、表示速度ランキングをマニュオンが発表しました。

以下、代表的なランキングのみ掲載します。
なお、ランキングの完全な情報については、こちらの記事を参照してください。

WordPressサーバー国内シェア率ランキング

日本国内のWordPressサーバーシェア率は以下になります。

  1. エックスサーバー
  2. さくらインターネット
  3. ロリポップ
  4. Conoha WING
  5. お名前.com レンタルサーバー

エックスサーバーやさくらインターネットなど、有名なレンタルサーバーが上位を占めています。

WordPressテーマ国内シェア率ランキング

WordPressテーマのシェア率は以下になります。

  1. SWELL
  2. Cocoon
  3. Lightning
  4. JIN
  5. SANGO

近年注目されているSWELL、Cocoon、Lightningが上位でした。
SWELLはこのほかに表示速度ランキングでも1位を獲得しています。

WordPressプラグイン国内シェア率ランキング

プラグインのシェア率は以下になります。

  1. Contact Form 7
  2. All in One SEO Pack
  3. Site Kit by Google
  4. Table of Contents Plus
  5. Jetpack

お問い合わせフォームを作成する「Contact Form 7」、SEO機能を提供する「All in One SEO Pack」、Googleの各サービスとの連携ができる「Site Kit by Google」など、サイトを運営する上で基本的な機能を提供するプラグインが上位にランクインしています。

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