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2022.08.02基礎知識

WordPressでサイトマップを自動生成する方法

この記事を書いた人

土井 純也

WordPressスペシャリスト・エンジニア/株式会社プレート 取締役

1985年北海道生まれ。200社以上のWordPressサイトの制作を担当し、「wp.support」では一部上場企業を含め、様々なサイトのWordPress保守・セキュリティをサポートしている。

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ページのインデックスを早めたり、その他の効果的なSEO施策を打ったりするために、サイトマップを生成しているでしょうか。

サイトマップの生成は、インデックスを早め、効果的なSEO施策を打つ上で非常に大切です。

WordPressでは、サイトマップを自動生成するプラグインが多く存在します。しかし、サイトマップの重要性や、それぞれのプラグインの使い方が分からない方が多いのではないでしょうか。

さらに、サイトマップを検索エンジンに送信しているにも関わらず、ページがインデックスされないケースもあります。

本記事では、サイトマップの概要や自動的にサイトマップを作成するプラグインを解説するとともに、ページのインデックスを早めるための施策を紹介します。

サイトマップの生成ができていないと感じた方は、ぜひ参考にしてください。

WordPressのサイトマップは2種類存在する

WordPressのサイトマップは、下記の2種類があります。

  • 検索エンジン向けのXMLサイトマップ
  • ユーザー向けのHTMLサイトマップ

それぞれ順番に解説します。

検索エンジン向けのXMLサイトマップ

XMLサイトマップとは、Webサイトにあるすべてのページの内容を、検索エンジンに伝えるためのサイトマップのことです。

Webサイトのトップディレクトリに、「sitemap.xml」というファイルを作成し、その中に各ページのURLを記載することが一般的です。

検索エンジンは、XMLサイトマップのデータを参照した上でWebサイトをクロールします。

なお、XMLファイルには、Webサイト内のそれぞれのページ内容のみならず、更新日時や優先度を補足して記載することが可能です。

優先的にクロールしてもらい、インデックスさせたい記事がある場合は、XMLファイルに優先度を記載すると良いでしょう。

ユーザー向けのHTMLサイトマップ

HTMLサイトマップとは、Webサイト内にある様々なコンテンツを、カテゴリ分け・リスト分けを行った上で、分かりやすく表示する一覧ページのことです。

XMLサイトマップが検索エンジンに向けたサイトマップである一方で、HTMLサイトマップはユーザーに向けたサイトマップです。

HTMLサイトマップを作ることで、ユーザーは目的のページに辿り着きやすくなり、Webサイト全体のユーザビリティが向上します。

特に、ページ数が多いWebサイトのユーザビリティを高めるには、HTMLサイトマップの作成は非常に効果的です。

WordPressのサイトマップを自動生成できるプラグイン

WordPressでは、プラグインを使用することでサイトマップの自動生成を行えます。数あるサイトマップを自動生成するプラグインの中でも、おすすめのプラグインは下記の2つです。

  • XML Sitemaps
  • Yoast SEO

ただし、これらのサイトマップを自動生成するプラグインを入れる際に、注意すべきことがあります。

それは、別のプラグインや使用しているWordPressテーマに、サイトマップを自動生成する機能がある場合、機能の重複が起きてしまうことです。

これらのプラグインを有効化する前に、必ず競合する機能がほかのプラグインやWordPressテーマに無いかを確認し、あればサイトマップの自動生成機能をオフにしましょう。

では、2つのプラグインについて順番に解説します。

XML Sitemaps

XML Sitemapsは、有効化することで自動でXMLサイトマップを自動生成するプラグインです。

元々「Google XML Sitemaps」という名前でしたが、名前が変わって今のプラグイン名となっています。

XML Sitemapsを利用することで、WordPressの標準機能ではできない更新日時の出力や、その他の出力項目の調整ができるようになります。

容量が軽いプラグインであるため、非常におすすめです。XML Sitemapsを使用して、サイトマップを作る方法は下記の通りです。

  1. XML Sitemapsをインストールしたのちに、有効化する
  2. WordPressの管理画面から、「XML Sitemaps」を選択する
  3. 「Additional Pages>新しいページの追加」をクリック
  4. 登録したいページのURLや優先順位、更新頻度などの設定を行ったのちに「設定を更新」をクリック

Yoast SEO

Yoastは、全体的なSEOを支援するプラグインです。Yoastでも、XMLサイトマップを簡単に作成できる機能が備わっています。

Yoastでサイトマップを作る方法は、下記の通りです。

  1. Yoastをダウンロードし、有効化する
  2. 管理画面の左サイドバーにある「SEO>一般」をクリック
  3. 「機能」タブから「XMLサイトマップ」を「ON」にする

WordPressにサイトマップは必要であるか

そもそも、WordPressにサイトマップが本当に必要であるのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

結論から申し上げると、サイトマップについては下記の2点を抑えることが大切です。

  • XMLサイトマップは必ず導入すること
  • HTMLサイトマップは記事数が増えてからの検討でOK

それぞれの理由について解説します。

XMLサイトマップは必ず導入すること

XMLサイトマップは、必ず導入しておきましょう。

先述した通り、Googleをはじめとする検索エンジンは、XMLサイトマップをもとにWebサイトのクロールを行います。

そのため、XMLファイルがなければ新しいページを作ったり、ページ内容を修正したりした際に、クロールが行われて検索結果として反映されるまでに時間がかかってしまうのです。

新規記事の公開や、記事のリライトを行ったことをより早く検索エンジンに知ってもらうためには、XMLファイルの送信は必須の施策となります。

HTMLサイトマップは記事数が増えてからの検討でOK

XMLサイトマップは、必ず送信しておくべきですが、HTMLサイトマップは必ず作成するべきとは言えません。

先述した通り、HTMLサイトマップはページ数の多いWebサイトにおいて、ユーザーが目的のページに辿り着きやすくするものです。

そのため、Webサイト内の記事数が少ない間は、HTMLサイトマップを無理して作る必要はないでしょう。

HTMLサイトマップはWordPressのどこに置くべきか

HTMLサイトマップを作成する場合、基本的にはフッターにリンクを設置する形で問題ありません。

HTMLサイトマップは、ユーザーにとって重要なコンテンツではないことが多く、目立つ位置におく必要がないことがほとんどです。

そのため、HTMLサイトマップを固定ページで作成し、そのページへのリンクをフッターに加えておくと良いでしょう。

Google Search ConsoleでXMLサイトマップの存在を伝える方法

Google Search Consoleで、XMLサイトマップの存在を伝える方法は下記の通りです。

  • サイトマップからURLを送信
  • 送信完了後にクロールされれば完了

それぞれ順番に解説します。

サイトマップからURLを送信

Google Search Consoleを用いて、サイトマップからURLを送信することでXMLサイトマップの存在を検索エンジンに伝えられます。

サイトマップからURLを送信する手順は下記の通りです。

  1. Google Search Consoleのメニューから「サイトマップ」を選択する
  2. WebサイトのXMLサイトマップのURLを記入し、「送信」をクリックする
  3. サイトマップが正常に送信され、完了画面が表示されれば完了

XMLサイトマップを作ってから、検索エンジンにXMLサイトマップの存在を伝えるのは非常に簡単であるため、必ず行いましょう。

送信完了後にクロールされれば完了

サイトマップを送信してから、実際にクロールが行われれば完了です。

Googleのヘルプによると、優れているコンテンツであれば1週間ほどでインデックスされると記載されています。

ただし、すべてのページが1週間程度でインデックスされるわけではありません。

1ヶ月ほどかかるケースもあれば、コンテンツの質が低いと判断されてインデックスが行われないケースもあります。

もし、サイトマップを送信しているものの、ページがインデックスされない場合は下記の施策を行いましょう。

  • Webサイトはページ内にクリティカルなエラーがないかを確認し、あれば改善する
  • サイトマップのlastmodを利用する
  • サーバーの過負荷を防ぐ

サイトマップを送信した上で、新規ページを更新したからといって、即座にインデックスされるわけではないということを、念頭に置いておきましょう。

サイトマップ以外でインデックスを促進する方法

サイトマップ以外の方法でインデックスを促進するには、下記の3つを実践しましょう。

  • Google Search ConsoleのURL検査を活用する
  • 更新頻度を上げる
  • 内部リンクを相互に繋ぐ

それぞれ順番に解説します。

Google Search ConsoleのURL検査を活用する

Google Search Consoleには、URL検査という機能があります。URL検査では、任意のURLのページがインデックスされているかを確認できます。

URL検査の機能を使用することで、Googleのインデックスの速度を早められる「インデックス登録のリクエスト」が可能です。

インデックス登録のリクエストを行うことで、自分のWebサイト内の最新記事をクロールするように、Googleのクローラーにリクエストできます。

Webサイトがクロールされるまでの時間が短縮されるため、従来よりも早くインデックスされる可能性が高まります。

また、インデックス登録のリクエストを行う手順は、下記の通りです。

  1. Google Search Consoleの左サイドバーから「URL検査」をクリック
  2. インデックスを登録したいURLを検索窓に入力し、Enterキーを押す
  3. インデックスされていない場合、「URLがGoogleに登録されていません」出てくるので、右下にある「インデックス登録をリクエスト」をクリックする

更新頻度を上げる

ページのインデックスが遅いと感じる場合は、Webサイトの更新頻度を高めることも大切です。

更新頻度が少ないWebサイトに比べて、更新頻度が多いWebサイトのほうがクロールされやすい傾向にあります。

クロールの頻度を高めることで、新規ページをクロールしてもらいやすくなり、結果的にインデックスまでの期間が短くなるのです。

ただし近年の潮流を考えると、更新頻度以上に、それぞれのコンテンツの品質が評価されている傾向にあります。

コンテンツ数や更新頻度が大切であることは間違いありませんが、それぞれのコンテンツの品質管理を疎かにしてしまっては元も子もありません。

質の高いコンテンツの更新頻度を高めることを心がけましょう。

内部リンクを相互に繋ぐ

Googleのクローラーは、リンクを辿ることでWebサイトを巡回し、それぞれのページをインデックスしていきます。

そのため、ページ同士を内部リンクで繋ぐことで、繋がれたページにクローラーが訪れやすくなり、クロールされる頻度が高まるのです。

先述したように、クロールされる頻度が高まることで、新しいページがインデックスされるまでの期間も短くなります。

インデックスさせたい記事がある場合は、既にインデックスされている関連記事から内部リンクを繋ぎ、クローラーが巡回しやすい状態にすることが大切です。

まとめ

本記事では、WordPressのサイトマップの重要性や作成方法、インデックスを早めるための施策について解説しました。

XMLサイトマップは、検索エンジンへのインデックスに関わる重要なサイトマップであり、検索エンジンからの流入を図る場合は、必須になります。ただし、XMLサイトマップを送信しただけでインデックスされるということではないので、サイトマップの送信を大前提とした、インデックスを早める施策を打つことが大切です。

ぜひ本記事を参考に、インデックスを早める施策を打ってみてください。

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2022.08.03