プラグイン 2022.08.02 2023.09.09
WordPressの記事で目次を作成できるプラグイン2選
一般的なWebサイトの記事には、目次が設定されたものが多く見られます。
WordPressで作る記事では、プラグインを使用することで簡単に目次設定が可能である上に、ユーザビリティを高められるメリットがあります。
本記事では、WordPressの記事で目次を作成するべき理由や、プラグインを使った目次の作成方法、目次の最適化の方法を解説します。WordPressで記事を作成している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
WordPressの記事で目次を作成するべき理由
WordPressの記事で目次を作成するべき理由は、下記の通りです。
- ページ全体の内容を簡易的に把握できる
- ユーザーが読みたい場所まで任意で飛べる
- 検索結果に表示させられる場合がある
- ユーザーが読みたいコンテンツを把握できる
それぞれ順番に解説します。
ページ全体の内容を簡易的に把握できる
記事に目次を作成することで、ページ全体の内容を簡易的に把握できます。ユーザーは、悩みを持ってGoogle等の検索エンジンで検索を行い、表示された結果の中からWebページを閲覧します。
目次をつけることで、そのWebページがユーザーの悩みを解決できることを示せるため、ユーザーの離脱を防げるでしょう。
また、ユーザーがページ全体の内容をすぐに確認できることから、ユーザビリティの向上にも繋がり、結果的にSEO対策の一環も担えます。
ユーザーが読みたい場所まで任意で飛べる
目次にアンカーリンクをつけることで、ユーザーが読みたい場所まで任意で飛ぶことが可能です。
特に10,000文字を超える記事の場合、その中から読みたい内容を探すことは非常に面倒です。
読みたい内容を探すことを面倒に感じることで離脱するユーザーも多いでしょう。
目次機能をつけることで、目次から記事の内容を把握するとともに、ユーザーの興味のある部分まで任意に飛べるため、ユーザーの離脱を防ぎつつ利便性も高められます。
Googleなどの検索エンジンの検索結果に表示させられる場合がある
目次を設定することで、記事の目次がGoogleなどの検索エンジンの検索結果に表示される場合があります。
検索結果の目次が表示されれば、検索結果の表示ページにおける該当記事の専有面積が広がるため、結果的にクリック率の向上に繋がります。
また、目次をそのままクリックすることでユーザーが求めている箇所から読み進められるため、ユーザーにとって非常に便利です。
クリック率向上の観点で見ても目次を作成するメリットは大いにあると言えるでしょう。
ユーザーが読みたいコンテンツを把握できる
記事の目次を付けた上でページのヒートマップ分析を行えば、ユーザーが読みたいと感じるコンテンツを把握できます。
ヒートマップ分析とは、サイト上でユーザーがどのように行動したかを専用のツールを用いて調べることです。
目次の中でどの項目がよくクリックされているかが分かれば、ユーザーがそのサイト上でどの項目を求めているのかが分かります。
そのデータを基にコンテンツを作ることで、よりユーザーのニーズに沿ったコンテンツへと改善できるため、サイト全体のSEO評価も大きく向上するでしょう。
WordPressの記事で目次を作成できるプラグイン
ここまで、WordPressの記事で目次を作成するべき理由を解説しました。
ここでは目次を作成できるプラグインをご紹介します。
- Table Of Contents Plus
- Easy Table of Contents
それぞれの特徴を詳しく解説します。
Rich Table of Contents
「Rich Table of Contents」は、日本発の目次作成プラグインです。
従来の目次作成プラグインが持つ基本的な機能に加えて、デザイン性が優れている点が特徴です。
また、多くのプラグインが海外製で日本語対応がされていない中、「Rich Table of Contents」は日本製のため、すべての操作を日本語で完結できます。
ショートコードによって任意の場所に目次を貼り付けられるため、最もユーザーの反応が良い位置に目次を置くことが可能です。
Easy Table of Contents
「Easy Table of Contents」は、見出し構造から自動的に目次を生成するプラグインです。
加えて、サイドバーに目次を設けられるなどカスタマイズ性も豊富です。
目次を作成できるプラグインでは「Table Of Contents Plus」が有名ではあるものの、2022年7月現在、4年以上更新が行われていないという懸念点があります。これらを踏まえると、Table Of Contents Plusは、最新テーマやプラグインとの互換性や脆弱性の面で不安が残ります。
特別な理由はない限りは、「Easy Table of Contents」を利用することを強く推奨します。
WordPressはHTMLで目次を作成することも可能
先述したように、プラグインを使用することで簡単に目次を設定できます。ただし、プラグインを使わなくてもWordPressではHTMLファイルを編集することで、簡単に目次を作ることが可能です。
WordPressでHTMLの編集によって目次を作成する方法は下記の通りです。
- テキストエディタで目次部分を作る。それぞれの項目は「<li>見出しのテキスト</li>」のように、リストタグで囲む。
- それぞれの見出しに「<h2 id=”id名”>」「<h3 id=”id名”>」のように、idを設定する
- 対応する見出しに対して、「<li><a href=”#id名”>見出しのテキスト</a></li>」のようにリンクを付ける
これらを行った後にボックスで囲ったり背景色を入れたりして目立たせることで、デザイン部分を整えつつ、より便利なWordPressサイトへと改善できます。
WordPressの目次はプラグインを使用したほうが良いのか
HTMLで目次を作る場合、記事ごとにHTMLファイルを記述し直す必要があり、非常に手間がかかります。
そのため、WordPressの目次はプラグインを使用することを推奨します。
プラグインを使用することで、見出し構造から自動的に目次が生成されるため、目次を作成する手間の削減が可能です。
なお、2022年7月時点ではデフォルトで目次を設定できるWordPressテーマも非常に多いです。
Cocoonなどのように目次機能が標準搭載された無料テーマも存在するため、あえてプラグインを追加する必要性がないと判断した場合は、目次機能が搭載されているWordPressテーマの利用を検討するのも良いでしょう。
WordPressの目次のクリック率を高めるためには
WordPressの目次のクリック率を高める方法は、下記の通りです。
- ユーザーが検索するキーワードを目次に含める
- ユーザーニーズに最初の見出しで回答できるようにする
- クリックされない場合は文言を都度変更する
それぞれ順番に解説します。
ユーザーが検索するキーワードを目次に含める
先述した通り、目次は検索結果に表示される可能性があります。ユーザーが検索するキーワードを目次に含めることで、ユーザーの検索意図を満たす内容が書かれていることをアピールできるため、結果的にクリック率が高まります。
検索結果に目次が表示されていない場合であったとしても、目次にキーワードがあれば、ページに訪れたユーザーが離脱する可能性は低くなるでしょう。
見出しにキーワードを入れることはSEOにおいても重要な施策の1つであるため、記事執筆時に必ず意識しましょう。
ユーザーニーズに最初の見出しで回答できるようにする
目次の中でも、最もユーザーの目に留まるのは一番上にある項目です。
一番上の項目に表示される最初の見出しでユーザーニーズに応えることで、目次のクリック率を高められるでしょう。
また、ユーザーニーズに応えることによって、ページに訪れたユーザーの離脱を防ぐことにも繋がります。
クリックされない場合は文言を都度変更する
目次がクリックされない場合は、ユーザーにとって魅力的ではない目次である可能性があります。そのため、クリック率を改善するためには文言を都度変更しながら検証を繰り返すことが大切です。
クリックされている目次を確認するには、先述したヒートマップツールが有用です。WordPressのプラグインにも、ヒートマップとして機能するものが用意されているので、無料で始めたい場合はプラグインの利用を検討しましょう。
また、SEOで検索上位を獲得しており、なおかつユーザーニーズを満たしている記事コンテンツも参考にするなどして、クリックされやすい文言に都度変更することが重要です。
まとめ
本記事ではWordPress記事の目次について解説しました。結論として、目次はユーザビリティを向上し、よりユーザーニーズを満たしたページを作るためにも非常に重要な要素です。
目次はプラグインを使用することで簡単に設定できるため、WordPressの使い方に慣れていない初心者の方であっても問題ありません。また、目次のクリック率を変えることで、ページ全体のパフォーマンスも大きく変わります。
現状、WordPressで目次を設定していないのであれば、まずはWordPressのプラグインを導入することから始めてみてはいかがでしょうか。
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