テーマ 2025.07.10 2025.07.11
【2025年】WordPressフルサイト編集でおすすめのブロックテーマ5選!
WordPressの「フルサイト編集」は、従来のクラシックテーマとは大きく異なる編集機能です。本記事では、これからフルサイト編集を試したいという方向けに、どのような機能か、対応するテーマのおすすめはどれかをわかりやすく紹介します。
WordPressのフルサイト編集とは何か
フルサイト編集(Full Site Editing/ FSE)は、2022年1月にリリースされたWordPress 5.9から導入された新しい編集機能です。サイト全体のデザインをブロック単位で編集できます。
WordPressでは、2018年12月から新エディタ「グーテンベルク(Gutenberg)」が標準搭載されたことで、記事コンテンツをブロック単位で編集できるようになりました。これをサイトデザインにまで広げたのがフルサイト編集です。フルサイト編集が導入されたことにより、ヘッダーやナビゲーションメニューなどサイト全体を構成するパーツをブロック単位で編集できるようになります。
ただし、フルサイト編集はどのテーマでも使用できるわけではなく、ブロックテーマと呼ばれるフルサイト編集に対応したテーマが必要です。
ブロックテーマとクラシックテーマとの違いは?
WordPressのフルサイト編集に対応しているブロックテーマに対して、従来のテーマでフルサイト編集に非対応のものはクラシックテーマと呼ばれています。それぞれの違いは以下のとおりです。
ブロックテーマ | クラシックテーマ | |
---|---|---|
特徴 | ブロックで編集可能 | ウィジェット、ヘッダー、フッターなどで編集 |
テンプレートファイル | 主にHTMLで構成 | 主にPHPで構成 |
ブロックテーマ
ブロックテーマは、前述のとおりWordPressのフルサイト編集に対応したテーマのことで、サイト全体をブロック単位で編集できるのが特徴です。テンプレートはHTMLで構成されており、新たに追加されたtheme.jsonというファイルを使用してテーマの機能を一元管理できます。
ブロックパターンの仕組みを理解することで、PHPの専門知識がなくてもサイトデザインをカスタマイズできます。また、ブロックやパターンを再利用できるため、制作作業の効率化も期待できます。
WordPressブロックテーマについて詳しくは以下の記事で解説しています。
>>WordPressのブロックテーマとは?新機能の特徴やおすすめのテーマを紹介
クラシックテーマ
クラシックテーマは、従来型のWordPressテーマのことです。ファイルは主にPHPで作成されており、編集するためにはPHPをはじめCSSやJavaScriptなどの知識が必要です。Webサイトのデザインを編集する際には、カスタマイザーやウィジェットを編集します。
初心者におすすめしたいフルサイト編集が可能なテーマ
WordPressでフルサイト編集を試してみたいと思っても、ブロックテーマはまだ全体の数がそれほど多くはなく、どのテーマを選べばいいか迷う方もいるでしょう。そこで、信頼性が高く、導入しても失敗が少ないおすすめのブロックテーマを紹介します。
【国産・無料】unitone
開発元 | 株式会社モンキーレンチ |
---|---|
費用 | テーマのダウンロード・使用は無料。 アップデート、サポートフォーラムの利用、追加のパターン・スタイル利用などは 有料のライセンスキーが必要。 |
公式サイト | https://unitone.2inc.org/ |
「unitone」 は、文字サイズや余白、縦書きブロックなど、タイポグラフィとレイアウトを重視しているのが特徴のブロックテーマです。人気テーマの「Snow Monkey」と同じキタジマタカシ氏が開発しており、従来テーマで生じていたレイアウトや余白などの課題を新しい技術やアプローチで解決を試みています。
汎用性が高く、非デザイナーでも美しいレイアウトを実現できます。高度なCSS理解が必要な部分もありますが、無料で見栄えが良いWebサイトを効率的に制作できます。
【国産・無料】初めてのブロックテーマとしておすすめの「X-T9」
開発元 | 株式会社ベクトル |
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費用 | テーマのダウンロード・使用は無料。 VK Block Proおよび一部のパターンは有料で提供。 |
公式サイト | https://x-t9.vektor-inc.co.jp/ |
「X-T9」は、無料テーマの「Lightning」や各種プラグインを開発するベクトルが開発したブロックテーマです。WordPress 公式ディレクトリ登録ブロックテーマであり、また初心者向けの書籍で紹介されているなど、初めてブロックテーマとしてもおすすめです。
なお、「X-T9」はインストール時にクイックスタートを選択すると、デモサイトを丸ごと再現できます。ブロックテーマに不慣れな方や、短期間でWebサイトを開発したい方にはとても便利です。
【国産・有料】LIQUID PRESS
開発元 | リキッドデザイン株式会社 |
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費用 |
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公式サイト | https://lqd.jp/wp/theme_press.html |
「LIQUID PRESS」は、累計 50,000以上のダウンロード実績があるブロックテーマです。
WordPress公式の「有料サポート付きGPLテーマ」として提供されており、購入後30日間のサポートがついた買い切り型か、サブスクリプション型で継続してサポートが受けられるビジネスプラン、エンタープライズプランがあります。
サブスクリプション型を選ぶとプレミアムパターンや多言語対応などの拡張プラグインを使用できるほか、テーマのカスタマイズに関する問い合わせなどにも対応してもらえる無期限サポートを利用できます。
買い切り型でも十分質の高いWebサイトが制作できますが、内製でWebサイト制作を考えておりサポートが必要な場合や、凝ったデザインのサイトを制作したい場合はサブスクリプション型のプランを選ぶとよいでしょう。
【国産・無料】Hakoniwa
開発元 | 株式会社 AnimaGate |
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費用 | テーマのダウンロード・使用は無料。 プラグインのセキュリティ対応、新機能追加などは有料ライセンスが必要。 (1ライセンスにつき 2サイトまで)
|
公式サイト | https://hakoniwa.animagate.com/ |
「Hakoniwa」は、国産・無料で利用できるブロックテーマで、フルサイト編集を試してみたいという方にも適したテーマです。
同社では「Hakoniwa」だけでなく、Webサイト運営に必要な設定を集約した「Hakoniwa Tools」や、コンテンツ作りに役立つ「Hakoniwa Blocks」などの専用プラグインも無料で提供しています。ただし、プラグインのセキュリティ対応、新機能追加などは有料ライセンスが必要です。
本番のWebサイトで導入する場合は、電話やメールでのサポートは行っていない点に注意が必要です。ユーザーコミュニティにあるフォーラム内で質問をする形のため、開発に不慣れな場合は気を付けたほうがよいでしょう。
【無料】Twenty Twenty-Five
開発元 | WordPress.org |
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費用 | 無料 |
公式サイト | https://ja.wordpress.org/themes/twentytwentyfive/ |
「Twenty Twenty-Five」は、WordPressの開発を主導するWordPress.orgが提供しているデフォルトテーマです。複数のテンプレートパーツやブロックパターンが搭載されており、フルサイト編集を試すには最適です。
WordPressからブロックテーマを見つける方法
さきほど紹介したブロックテーマだけでなく、WordPressには数多くのブロックテーマが登録されています。WordPressの管理画面から、対応しているテーマを簡単に見つけることが可能です。
【手順】
WordPress管理画面の「外観」→「テーマ」→「新規追加」を選択します。画面内の「テーマを追加」をクリックします。
フィルターの中から「ブロックテーマ」をクリックします。
2025年6月時点で1277件のテーマが表示されました。
表示されているブロックテーマのうちいずれかにカーソルを合わせると「詳細&プレビュー」が表示され、クリックするとプレビューが確認できます。好きなものを選び、インストールしてください。
まとめ
WordPressのデフォルトテーマがブロックテーマになっていることからわかるとおり、今後のサイト構築ではフルサイト編集が主流になっていくと思われます。従来のクラシックテーマに慣れている方は戸惑うこともありますが、今後のことを考えて一度テスト環境などで試してみるのがおすすめです。
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