カスタマイズ 2022.10.04 2023.07.26
WordPressのphpMyAdminとは?操作方法を徹底解説!
WordPressサイトを運営している中で、phpMyAdminはデータベースの管理を行うにあたって、主要なツールの1つです。
WordPress側の機能拡張や変更を行う場合にはプラグインである程度対応できたとしても、データベース側の操作を行うには、phpMyAdminなどのツールを利用しSQL文を書く必要なども出てきます。
ただし、phpMyAdminはデータベースをブラウザから簡単に扱えるWebアプリケーションであるため、方法を理解しておけば、難しく感じることはありません。
本記事では、WordPressサイトの運営者が知っておくべき、phpMyAdminの操作方法について解説します。
phpMyAdminの操作方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
WordPressのデータベースを管理するphpMyAdminとは?
phpMyAdminとは、データベースを操作するための管理ツールのことです。
ブラウザ上でのデータベースへの接続が可能となっており、MySQLの管理も行えます。WordPressをインストールすると同時に、MySQLでデータベースが作成されていることがほとんどであり、データベースの操作を行う場合は、phpMyAdminを使用します。
phpMyAdminでは、MySQL上のテーブルやデータを操作できる上に、初心者でも比較的簡単に操作できるため、Webサイトを運用するにあたって、非常に有用なツールであると言えるでしょう。
phpMyAdminを日本語化する方法
phphMyAdminは、デフォルトでは設定言語が英語になっています。
すべて英語で書かれているものを操作することに、抵抗を感じる方も多いでしょう。
phpMyAdminでは、下記の手順を踏むことで、簡単に日本語化することが可能です。
- phpMyAdminにログインする
- ホームアイコンをクリックする
- Appearance settingsを選択する
- Languageの選択欄を、「日本語ーJapanese」に変更
これでphpMyAdminの表記を日本語化できます。
特に初心者の方は、英語で書かれた画面を操作することによって、ミスや意図しないトラブルを招くリスクもあるため、先に日本語化しておくことを推奨します。
phpMyAdminでデータベースをバックアップする方法
WordPressの更新や、サイトURLを変更する際には、データベースのバックアップファイルを作成しておきましょう。
phpMyAdminを使用することで、簡単にデータベースのバックアップファイルを作成できるとともに、新サイトのphpMyAdminにバックアップファイルをインポートできます。
データベースのバックアップを作成する際は、タブから「エクスポート」を選択しましょう。
その後、「実行」をクリックすることで、データベースのバックアップファイルをダウンロードできます。
なお、この際のエクスポート方法等については、原則デフォルト設定で問題ありません。
phpMyAdminでデータベースをリストアする方法
何かしらのトラブルがあった際には、バックアップとしてとっておいたデータベースを、復元する必要があります。
バックアップファイルを復元することをリストアと言い、phpMyAdminを使うことで、リストアも簡単に行えます。
phpMyAdminで、データベースのリストアを行う方法は、下記の通りです。
- 「データベース」を選択し、利用しないデータベース名をクリックし、削除する
- その後、「インポート」タブをクリック
- アップロードファイルの横の「ファイルを選択」をクリックし、データベースのバックアップファイルを選択する
phpMyAdminでテーブルを編集する際は注意
phpMyAdminでテーブルを編集する際は、誤操作などに注意する必要があります。
たとえば、誤った入力をしてしまうことによって、サイト全体に不具合が発生する恐れがあるため、事前にバックアップを取っておく必要があるでしょう。
また、詳しくは後述するのですが、当然ながらSQL文の誤りがあると正常にテーブルの編集が行われません。
SQL文の誤りとして、よく見られる例は下記の通りです。
- コラムはシングルクォーテーションや、ダブルクォーテーションで囲まれていない
- 文の最後に「;」がついていない
- 文の中に誤字がある
テーブルの編集がうまくいかない場合は、上記のミスがないかを必ず確認しましょう。
WordPressのphpMyAdminからドメイン名を置き換える方法
WordPressのphpMyAdminからドメイン名を置き換える際には、下記の手順で行いましょう。
- phpMyAdminにログイン
- データベースのバックアップを取る
- SQL文を作成する
- ドメインの置き換えを実行する
それぞれ順番に解説します。
phpMyAdminにログイン
WordPressのphpMyAdminからドメインを置き換える際には、当然ながらphpMyAdminにログインする必要があります。
phpMyAdminにログインするための手順は、下記の通りです。
※一般的なphpMyAdminにアクセスするURLの例としては以下の通りですが、見つからない場合はサーバーのコントロールパネル等から確認してみてください。
- 「http://www.(ドメイン名)/phpMyAdmin/」にアクセスすると、ログイン画面が表示される
- ユーザー名とパスワードを入力する
この2つの手順でログインが可能です。
なお、ユーザー名やパスワードを忘れてしまった場合は、「wp-config.php」を見ると、確認できます。
データベースのバックアップを取る
phpMyAdminにログインしたら、先述した方法を用いて、データベースのバックアップファイルを取りましょう。
ここでバックアップを取らなければ、SQL文の作成や、ドメイン置き換え時に失敗があった場合に修復することが困難になります。
忘れがちではあるものの、必ずバックアップを取るようにしましょう。
SQL文を作成する
バックアップを取った後は、ドメイン名の置き換えを行うためのSQL文を作成しましょう。
ドメイン名置き換えを行う際のSQL文の、サンプルコードコードは下記の通りです。
UPDATE wp_posts
SET guid=REPLACE (guid,’旧ドメイン’,’新ドメイン’);
UPDATE wp_posts
SET post_content=REPLACE (post_content,’旧ドメイン’,’新ドメイン’);
UPDATE wp_options
SET option_value=REPLACE (option_value,’旧ドメイン’,’新ドメイン’);
UPDATE wp_postmeta
SET meta_value=REPLACE (meta_value,’旧ドメイン’,’新ドメイン’);
UPDATE wp_posts
SET post_title=REPLACE (post_title,’旧ドメイン’,’);
なお、直接SQLを記述しようとすると、タイプミスなどがあった場合にエラーが発生したり、思いもよらない処理が実行されてしまう恐れがあります。
このような状況になることを防ぐためにも、テキストエディタなどに一旦書き、間違いがないことを確認した上で、SQL文として実行を行いましょう。
ドメインの置き換えを実行する
ここからは、実際にドメインの置き換えを行います。
ドメインの置き換えを行う方法は、下記の通りです。
- phpMyAdminから、「SQL」のタブを開く
- 先ほど作ったSQL文をコピー&ペーストし、実行を行う
なお、書き換えが完了すると、書き換えが行われた行数を確認できます。
書き換えが無事行われたら、wp_postsなどを開いて、置き換え後のドメインを確認しましょう。
さらに、ブラウザから実際にWebサイトにアクセスし、正常にページが表示されていれば、問題なく書き換えが行われています。
まとめ
本記事では、WordPressサイトの運営者が知っておくべき、phpMyAdminの操作方法について解説しました。
データベースと聞くと、つい難しいものだと思いがちですが、phpMyAdminではデータベースの操作を簡単に行えるため、本記事を参考にしていただければ、データベースの操作も問題なく行えるでしょう。
WordPressサイトを運営している方は、ぜひ本記事を参考にして、phpMyAdminを操作してみてください。
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