wp.geek|世界のWordPress最新情報を届けるメディア WordPressのプロによる
情報発信メディア

カスタマイズ 2022.10.26

WordPressが画面真っ白(WSoD)になる仕組みと効果的な対処法を完全解説

この記事を書いた人

土井 純也

WordPressスペシャリスト・エンジニア/株式会社e2e 取締役 / CTO

1985年北海道生まれ。
200社以上の大手上場企業のWordPressサイトの制作、保守・セキュリティをサポートしている。

【 展開しているサービス一覧 】
■WordPress開発サービス「wp.make
■WordPress保守/運用サービス「wp.support
■WordPressハッキング/緊急復旧対応サービス「wp.rescue
■WordPressバージョンアップ代行サービス「wp.versionup

WordPressの画面が真っ白になることは、海外でも共通で恐れられているエラーであり、通称「WSoD(White Screen of Death):死の真っ白画面」と呼ばれています。

本記事では、WordPressの画面が真っ白になる現象の仕組みや原因を解説するとともに、画面が真っ白にならないように、日頃から心掛けるべきことを紹介します。

WordPressの画面が真っ白になってしまい困っている方や、不具合を未然に防ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。

WordPressが画面真っ白になる仕組み

WordPressが画面真っ白になる仕組みと、真っ白になった際に押さえておくべきポイントは下記の通りです。

  • 実は真っ白ではなくエラーメッセージが非表示になっているだけ
  • 「Fatal error」を探すことが重要

それぞれ順番に解説します。

実は真っ白ではなくエラーメッセージが非表示になっているだけ

WordPressの画面が真っ白になっている状況は、エラーメッセージが非表示になっているだけです。

そのため、エラーメッセージを表示することでWordPressの画面が真っ白になっている理由が分かり、改善策を打つことができるでしょう。

WordPressの画面が真っ白になった場合は、エラーメッセージを表示させた上でアプローチをすることが大切になるため、そのことを念頭に置いておきましょう。

「Fatal error」を探すことが重要

WordPressの真っ白な画面を改善するためには、まずは非表示になっているエラーメッセージを表示させることが大切です。

非表示のエラーメッセージを表示させる際は、下記の方法を取りましょう。

  • WordPressのインストール先にある「wp-config.php」を開く
  • このファイルの中から、下記のコードを探す

define(‘WP_DEBUG’, false);

  • コードを下記のように改変する

define(‘WP_DEBUG’, true);

この方法を取ってから真っ白になっていた画面を開くと、エラーメッセージが表示された状態になります。

なお、本番環境のサイトでエラーメッセージが表示されると、ディレクトリ構成や導入プラグイン、テンプレートの作り方が見えてしまうため、ハッキング等の被害のリスクが増えてしまいます。

セキュリティリスクを防ぎつつ、エラーメッセージを表示するためには、WP Maintenance Modeなどのプラグインを有効化し、サイトを「メンテナンス中」にした状態で、画面が真っ白になっていることに対処すると良いでしょう。

画面真っ白を対処する際はFTPソフトを準備する

WordPressの画面が真っ白に対処する場合、FTPソフトを使用することがほとんどです。

FTPソフトとは、サーバーに直接アクセスをするFTP接続を行うために必要なソフトのことです。

画面が真っ白になっている場合は、WordPressの管理画面にログインできません。

そのため、FTPソフトでWordPress全体のコードをローカル環境にダウンロードし、ローカル環境でコードの修正等を行う必要があるのです。

FTPソフトには無料のものも多くあるので、必ず事前に準備しておきましょう。

WordPressが画面真っ白になる原因と対処法

エラーメッセージを確認し、原因となっているファイルを確認してみましょう。

WordPressが画面真っ白になる原因は、主に下記の5つです。

  • functions.phpをはじめとしたテンプレートファイル
  • プラグイン
  • データベース
  • WordPressの設定・パーマリンク

それぞれの原因における対処法を解説します。

functions.phpをはじめとしたテンプレートファイルが原因の場合

WordPressの画面が真っ白になる原因として最も多いのは、function.phpに間違ったコードを記載してしまっているケースです。

この場合、WordPressの管理画面にログインすることすらできなくなるため、FTPソフトを用いてローカル環境で修正後、再度アップする必要があります。

functions.phpの中で誤った記述が見つかったら、その部分を修正した上で上書き保存し、その後サーバーにアップすれば改善されるでしょう。

WordPressのデバッグ機能も活用しよう

functions.phpの中を見ても、誤った記述の箇所が見当たらない方も多いのではないでしょうか。

その際には、設定方法は割愛しますが、WordPressのデバッグ機能も活用しましょう。

WordPressのデバッグ機能とは、先述したエラーメッセージを表示させる機能のことです。

エラーメッセージを読むことで、どのファイルの、どの行に誤ったコード記述があるのかが明確に分かるため、スムーズに改善できるでしょう。

プラグインが原因の場合

特定のプラグインを有効化した後にWordPressの画面が真っ白になった場合、プラグインが原因の可能性が考えられます。

その際、プラグインを無効化することで画面真っ白が改善される可能性があります。

WordPressの画面が真っ白になってからプラグインを無効化する方法は、下記の通りです。

  1. phpMyAdminにログインする
  2. データベース内で下記のクエリを実行する

「SELECT * FROM wp_options WHERE option_name = ‘active_plugins’;」

  1. 有効化されているプラグインの情報が、option_valueカラムに配列形式で入っていることが確認できるため、配列形式の値をoption_valueカラムから削除する

データベースが原因の場合

表示したエラーメッセージの中に、「データベース接続確立エラー」と表示されている場合、データベースが原因と考えられます。

この場合の原因と主な対処法は下記の通りです。

  • データベースへの接続情報が間違っている:「wp-config.php」を見て、データベースへの接続情報が適切かを確かめる
  • データベースが破損している:修復を行う
  • レンタルサーバーがダウンしている:サーバー会社に問い合わせる
  • サイトがハッキングされている:バックアップで修復を行う

WordPressの設定・パーマリンクが原因の場合

WordPressそのものが原因となって、画面が真っ白になることもあります。

特に、WordPressのメジャーアップデートが行われた場合は、サーバーのPHPコードやプラグインが対応できずエラーが起きてしまうのです。

このような場合は、バックアップから前のWordPressバージョンを復元したり、サーバーのPHPを更新したりすることで対処しましょう。

また、サイトのパーマリンクの変更が原因でエラーが起きる場合もあります。

パーマリンクを変更したタイミングでエラーが起きた場合は、下記の対処法を取りましょう。

  • 「.htaccess」から、「RewriteEngine on」により「mod_rewrite」が有効になっているかを確認する
  • 「.htaccess」での設定で、「AllowOverride」により上書きが許可されているかを確認する

.htaccessが原因のエラーについて

「.htaccess」とは、Webサーバーソフトである「Apache」を制御するための設定が記述されたファイルのことです。

.htaccessが原因で起こるエラーは、主に下記の2種類です。

  • Internal Server Error
  • Forbidden

それぞれの対処法について解説します。

Internal Server Error(500)

「.htaccess」の記述が間違っている場合、基本的には真っ白の画面になるのではなく「500 Internal Server Error」と表示されます。

このエラーが表示されている場合は、「.htaccess」内に誤った記述がないかや、サーバーに非常に大きな負荷がかかっていないかを確かめた上で改善策を打つようにしましょう。

なお、「.htaccess」内によくある記述ミスは下記の通りです。

  • 最終行に空行が無い
  • エスケープ処理の漏れ
  • 全角スペースの混入
  • 文字コードが違う

Forbidden(403)

Forbidden(403)は、フォルダ内にトップページとなる「index.html」や「index.php」などがない場合に起こるほか、「.htaccess」の記述に誤りがある場合にも起こるエラーです。

Forbidden(403)のエラーが見られた場合は、トップページとなるファイルがあるかどうかや、リダイレクトなどの処理を行う記述が適切に書かれているかを確認しましょう。

「500系エラー」「Request Timeout(408)」は何が原因?

500系エラーとは、サーバーで何らかの障害が発生してしまい、リクエストに応えられない状態になっているエラーのことです。

また、「Request Timeout」とは、ページファイルのやり取りに時間がかかりすぎた際に出るエラーのことです。

これらの原因は、主にサーバーにあります。500系エラーと考えられる対応策は、下記の表の通りです。

エラー名 原因 対応策
500 Internal Server Error サーバーに問題が発生している サーバーの設定を確認する、レンタルサーバーに問い合わせを行う
502 Bad Gateway ゲートウェイがリクエストを拒否 サーバーの設定を確認
503 Service Unavailable サーバーが利用できない サーバーのスペックを向上させる
504 Gateway Timeout 時間内にサーバーがリクエストを処理できていない サーバーのスペックを向上させる

サーバーに過度な負担がかかってしまい、サーバーがダウンするケースもあります。

このような場合は、サーバーのスペックを向上させることを検討しましょう。

WordPressの画面真っ白が直らない場合は

WordPressの画面真っ白の対応を自ら行おうとしても、原因が分からなかったり、適切な対応策が取れなかったりすることが多く見られます。

弊社「e2e」では、WordPressの様々な不具合に対して、最短1時間で改修を行うサービスである「wp.rescue」を提供しています。

Webサイトが使えない期間は、事業を行うにあたって非常に大きな機会損失を被ることになるため、一刻も早く改善することが大切です。

改修後3ヶ月以内に同様の不具合が見られた場合は、無償で再対応いたしますので、安心してご依頼いただけます。

WordPressの画面真っ白にお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。

最速1時間で復旧させるwp.rescue|安心の3ヶ月保証付き

今後の運用でWordPressを画面真っ白にしないために

今後WordPressを運用するにあたって、画面を真っ白にしないためには下記の取り組みを行うことが大切です。

  • コードを適切に記述する
  • バックアップを定期的に取る

それぞれ順番に解説します。

コードを適切に記述する

先述したように、WordPressの画面が真っ白になったときの代表的な原因は、「function.php」や「.htaccess」の中の記述に誤りがあることが挙げられます。

そのため、WordPressの画面が真っ白になることを防ぐためにも、日頃からコードの修正を行う場合は適切に記述するように心掛けましょう。

バックアップを定期的に取る

WordPressの画面が真っ白になったとしても、真っ白になる前の状態のファイルをアップロードして上書きすれば、以前の状態に戻せる可能性が高いです。

定期的にバックアップを取っておくことで、WordPressに画面真っ白を始めとした不具合が現れた場合でも、応急処置的に通常の形に戻すことが可能です。

なお、WordPressでは「BackWPup」などのプラグインを使用することで、簡単かつ自動的にバックアップを取ることができます。不具合対策として非常に便利なので、インストールして有効化することを推奨します。

まとめ:WordPressの画面が真っ白になった時は、焦らず落ち着いて対処しましょう

本記事では、WordPressの画面が真っ白になったときの対処法について解説しました。

画面が真っ白になると、つい焦ってしまう方も多いですが、落ち着いて原因究明に取り組むことが大切です。

本記事で解説した方法を試すことで、画面が真っ白な状態が改善されるケースも非常に多いでしょう。

ただし、原因が分からない場合や、適切な対処法が分からない場合は、専門家に依頼したほうが素早くWordPressの復旧ができます。

株式会社「e2e」では、WordPressサイトに特化した、不具合の改修サービスを提供しております。

最短1時間でWordPressを改修するとともに、3ヶ月間の再対応保証も付いているため、WordPressサイトの不具合にお困りの方はお気軽にご相談ください。

最速1時間で復旧させるwp.rescue|安心の3ヶ月保証付き

注目記事バナー
2022.09.05