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2021.08.02カスタマイズ

WordPressのバックアップは必要なのか?必要性や方法について紹介

この記事を書いた人

wp.geek編集部

SEO対策やWeb制作・システム開発で実績のある企業です。 WordPressに特化したチームがお客様の課題を解決します。

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「バックアップ」という言葉はこのご時世に暮らしている読者の皆さんであればほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。バックアップを取得することにより、障害でデータが消失したり、不慮の操作で誤ってデータを削除してしまったりした際にバックアップ取得時点の状態に復旧させることができます。WordPressを運用する上では欠かせないタスクのひとつと言っても過言ではありません。
今回は、なぜWordPressでバックアップを取る必要があるのか、そしてバックアップを取得するにはどのようにすればよいのかを解説します。

1.WordPressのバックアップの取得が必要な理由

バックアップを取得するには、バックアップ取得先の環境を準備したり、バックアップ用に設定を変更したりと一手間掛ける必要があります。加えて、取得していなくても、運用しているWordPressの動作には一切影響がありません。
にもかかわらず、バックアップを取得する理由は、何らかの原因でWordPressのデータが消失してしまった場合に備えるためです。一般的に、データ消失が起こりうる要因として、以下のような事柄が挙げられます。

  • 津波や地震、火事などの災害
  • 意図的または不意に発生する人為的ミス
  • 機器の故障
  • バージョンアップによるデータの破損
  • 第三者によるサイバー攻撃

2.WordPressのバックアップを取得する方法

ここからは、WordPressでバックアップを取得する方法をご紹介します。
まず、WordPressのバックアップはファイルとデータベースの2つに大きく分けられます。ファイルにはWordPress自体を構成しているファイルや利用しているプラグイン、設定情報が含まれており、データベースにはWordPress上に投稿された記事や画像などのデータが保存されています。
WordPressでバックアップを取得する際には、ファイルとデータベースのそれぞれを別々に対応する必要があります。それぞれ章を分けて解説します。

2-1 ファイルのバックアップ

ここでは、ファイルのバックアップを取得する方法を3つ紹介します。

2-1-1 ホスティングサービスが提供しているサービスを利用

レンタルサーバーなどのホスティングサービスを利用して、WordPressを運用しているのであれば、最も手軽な方法は利用しているホスティングサービスが提供しているバックアップサービスを利用することです。多くの場合、簡単な設定のみで完了する上に、データの保管場所も意識する必要がなく、自動化も可能なため、もし利用できるのであればこのオプションがよいでしょう。

レンタルサーバーによっては標準で取得してくれている場合もあるので、利用中のサーバーに確認してみてください。

2-1-2 FTPやSCPなどファイルの送受信を行うソフトウェアを利用

自前でサーバを運用していたり、ホスティングサービスがバックアップ機能を提供していなかったりする場合にはFTPやSCPを利用してバックアップを取得することができます。この場合にはFTPやSCPのクライアントソフトウェアが必要です。今回は代表的なソフトウェアとして、FileZilla(ファイルジラ)を紹介します。
一度接続してしまえば、あとはバックアップが必要なファイルをドラッグアンドドロップするだけなので、直感的に利用することができます。
強いて言えばGUIでの操作によるミスには注意してください。

図1

尚、FTPやSCPを利用するには、必要なプロトコルが接続先のサーバーで有効になっているか確認する必要があるので注意してください。

2-1-3 WordPressのプラグインを利用

WordPressのプラグインを利用してバックアップを取得することも可能です。バックアップ取得機能を提供するプラグインは数多く存在します。中でも人気のあるプラグインが、BackWPupというプラグインです。直感的にわかりやすい設定画面で、ローカルはもちろん、クラウドを含むリモートサイトにもバックアップを取得することができます。

図2

2-2 データベースのバックアップ

データベースに保存されたデータは、バイナリとしてファイルに保存されていますが人間には解読不能です。
そのため、人間にも解読可能な形でバックアップを取得する必要があります。

2-2-1 データベース接続クライアント(DB操作ツール)

こちらの方法はWordPressの公式Webサイトでも紹介されている、ベーシックな方法です。Webベースの管理アプリケーションを利用してデータベースのデータを保存します。

図3

上の図真ん中付近上部にあるエクスポートボタンを選択することでバックアップを取得することができます

また、phpMyAdminの代替として、より軽量なAdminerや、Macを利用している方向けにはSequel Proと呼ばれるソフトウェアがそれぞれ存在します。PHPmyAdminと操作方法はやや異なりますが、技術的に実施している内容は同様です。

2-2-2 WordPressのプラグインを利用

こちらはファイルのバックアップと同様に、プラグインを利用する方法です。
ファイルバックアップの項目で紹介したBackWPupは実はデータベースのバックアップも取得することができます。1つのプラグインで、必要なバックアップをすべてカバーすることができるので、他の方法で実施することに不安がある方はこちらの方法が楽に管理できるかもしれません。

3.バックアップの取得にあたって考慮すべき事項

バックアップを取得する際には、取得する周期や取得後にデータを残しておく期間、データの保管場所などいくつか考慮すべき事項があります。取得する周期やデータ保保存しておく期間については、運用しているWordPressサイトでデータ消失が発生した際の損失と比較して決定されるべきです。

データの保管場所についても、クラウドであれば場所をあまり意識することなく、十分な冗長化もされていることが予想されるため、メリットは多く存在します。
一方、「バックアップを保存した端末やストレージの故障」「サイバー攻撃を受けやすい」といったトラブルにつながるおそれがあるため、ローカルディスクへの保存はおすすめできません。

WordPressを運用している地域によっては細かなルールが法律で定められている場合がありますので、そちらに従ってください。また、バックアップを取得する際には、そのデータが本当に復元可能であるか事前に確認しておくことをおすすめします。

4.まとめ

ここまで、WordPressのバックアップ取得方法と必要性をご紹介しました。

データ消失に備えて、Webサイトを構成するデータとして、WordPressを構成しているプログラムやプラグインテーマなどのファイル群と、投稿やメディアに関する情報を保存しているデータベース、合わせて2種類のバックアップ取得が必要です。
今回紹介した情報を参考に、バックアップの取得を計画してみてください。

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