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基礎知識 2022.10.06

【完全初心者OK!】WooCommerceでWordPressを使ったECショップの作り方

この記事を書いた人

土井 純也

WordPressスペシャリスト・エンジニア/株式会社e2e 取締役 / CTO

1985年北海道生まれ。
200社以上の大手上場企業のWordPressサイトの制作、保守・セキュリティをサポートしている。

【 展開しているサービス一覧 】
■WordPress開発サービス「wp.make
■WordPress保守/運用サービス「wp.support
■WordPressハッキング/緊急復旧対応サービス「wp.rescue
■WordPressバージョンアップ代行サービス「wp.versionup

WordPressを用いてECショップを構築する際に、最も用いられるのは「WooCommerce」というプラグインです。

その一方で、WooCommerceの使用を検討しているものの、使い方や設定方法が分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、WooCommerceの導入方法や設定方法、注意すべきポイントなどを解説します。

WordPressでのECショップ開設を検討している方や、WooCommerceを使用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

WordPressのWooCommerceとは?

WooCommerceとは、WordPressを無料でECショップとして利用可能にできる、プラグインのことです。

ECショップを作る上で必要な、商品一覧やショッピングカート機能などをWordPressに導入できることから、世界中の25%のシェアを誇っているとされています。

スマホにも適したレスポンシブデザインが実装されている点や、SEO施策を打つ上で便利な機能が備わっていることも強みであるため、ECに多機能を求めている場合には、非常に推奨できるパッケージと言えるでしょう。

WordPressでWooCommerceをインストール・有効化する方法

WordPressでWooCommerceをインストールしてから、有効化するまでの手順は下記の通りです。

  1. ダッシュボードの左サイドバーのプラグインを選択し、「新規追加」をクリック
  2. 右上の検索バーに「WooCommerce」と入力し、出てきたWooCommerceのプラグインをインストールする
  3. インストールが完了したら、プラグインの有効化を行う

プラグインを有効化すると、ECショップに関する初期設定を行う画面が表示されます。

ECショップの情報を入力することで、WooCommerceによるECショップの開設が可能です。

なお、今すぐにECショップを利用しない場合は、入力画面下部の「ストアの詳細の設定をスキップする」をクリックすることで、設定をスキップできます。

WooCommerceでECショップを始めるメリット

WooCommerceでECショップを始めるメリットは、主に下記の3つが挙げられます。

  • SEOに有利
  • プラグインが豊富
  • 情報を得やすい

それぞれ順番に解説します。

SEOに有利

先述した通り、WooCommerceを使用することで、SEOに有利なECショップを構築できます。

なぜなら、WordPressそのものが検索エンジンが理解しやすい構造になっている上に、SEO対策を行うためのプラグインが多く用意されているからです。

他のECショップでは、WordPressならプラグインを有効化するだけで完了するSEO施策であったとしても、ソースコードそのものの書き換えなどを行う必要があります。

SEOの内部対策について、豊富な知見がない方であったとしても、プラグインを使用することで手軽にSEO施策を打てることは、WooCommerceの大きなメリットの1つと言えるでしょう。

プラグインが豊富

WooCommerceは、対応プラグインが非常に豊富であるため、手軽にデザインや機能のカスタマイズができます。

WordPressのプラグインの中には、WooCommerce以外にもWordPressをECショップ化できるプラグインが用意されているものの、2022年8月現在対応プラグインの数と質でWooCommerceを上回るものは存在しません。

WooCommerceを日本語化できる「Japanized For WooCommerce」をはじめ、SEOに強い「Yoast SEO」、メールマーケティングを実現する「Omnisend」など、ECショップの売上を上げるために便利なプラグインが数多く揃っています。

情報を得やすい

先述した通り、WooCommerceは世界中のECショップの中で25%のシェア率を誇っています。シェア率が高いことによって、リファレンスなどが豊富にあるため、エラーなどのトラブルがあった際も容易に対処を行えます。

また、豊富な知見を持っている制作会社等も多く存在するため、ECショップの改修等を行う際のハードルも低く済むでしょう。

WooCommerceのリスクとデメリット

WooCommerceを使用する上で考えられるリスクとして、セキュリティリスクが挙げられます。

WordPressとWooCommerceともに、十分なセキュリティ対策が講じられているCMS、プラグインではあるものの、圧倒的なシェアを誇っていることにより、クラッカーの標的になりやすいのです。

また、ECショップは顧客情報や決済回りの情報を扱うため、特にセキュリティの観点で最新の注意を払う必要があり、サーバー管理を含めて信頼できる業者に依頼することを推奨します。

e2eが提供しているWordPress保守サービスである、「wp.support」では、WooCommerceを導入しているWordPressサイトを、安全に維持するための保守・管理を行います。

セキュリティの観点で保守・管理に不安を感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。

WordPressの保守・万全なセキュリティ対策ならwp.support

WooCommerceの設定と各種使い方

WooCommerceは、簡単にECショップの開設を行えるものの、多くの設定項目があります。

ここからは、それぞれの設定項目別にやるべきことを解説します。

一般

「一般」の設定では、店舗の住所や販売を行う国・地域などを入力します。

「お客様の基本地域」が送料の基準となるため、適切に入力するように心がけましょう。

そのほかにも、クーポンコードの使用を有効化するかどうかや、通貨の設定など様々な設定を行えます。

どれも基礎的な項目ではあるものの、誤った設定をすると、後からの修正等が非常に面倒になるので、正確に入力するよう心がけましょう。

商品

「商品」タブを開くことで、商品の設定を行えます。

「一般」「在庫」「ダウンロード商品」の設定が用意されており、一般的な商品の表示だけではなく、在庫の表示や通知機能の設定を行えます。

商品のレビュー機能の有効化や無効化も、商品タブから行えるため、レビュー機能が不要の場合はオフにしておくと良いでしょう。

税のタブでは、税金に関する設定を行えます。商品の価格を税込表示にするかどうかや、税率の設定を一律で行えるため、必ず設定しておきましょう。

配送

送料の設定では、地域別で送料を分けて設定できるほか、「○円購入で送料無料」といったものを自動的に反映させるように設定することが可能です。

クーポンを反映させることも可能であるため、自在に送料を変更できます。

決済

WooCommerceでは、デフォルトで下記の決済機能が備わっています。

  • 銀行振込
  • 代金引換
  • PayPal
  • 小切手支払い

上記に加えて、先述した日本語化のプラグインである、「Japanized for WooCommerce」をインストールすると、国内での銀行振込や郵便振替も使用可能となります。

なお、決済方法については、必要な決済機能を「有効化」しなければ、使用できないため、忘れずに有効化を行いましょう。

クレジットカード決済なども、別のプラグインをインストールすることで実現するため、取り入れたい決済手段に合わせて、プラグインを使用すると良いでしょう。

API決済のプラグイン追加

下記の2つの決済手段を使用する場合は、プラグインを追加する必要があります。

  • Stripe
  • PayPal

それぞれ順番に解説します。

Stripe

WooCommerceでStripe決済を有効化するには、「WooCommerce Stripe Payment Gateway」と呼ばれるプラグインが必要です。

StripeでAPI連携を行うためには、下記の手続きを行いましょう。

  • Stripeのアカウント登録を行う
  • テストAPIキーを取得し、WooCommerceの「設定」タブから、テストモードのキーとパスワードを入力して連携を行う
  • 本番環境利用の申請を行い、必要情報を登録する
  • 本番APIキーを取得し、テストと同様の方法で設定を行う

PayPal

PayPalをWooCommerceで利用するためには、ビジネスアカウントとして登録済みのPayPalアカウントが必要です。

PayPalでの決済を有効にするための手順は、下記の通りです。

  • ビジネスアカウントの開設および設定を行う
  • 本番環境用APIキーとパスワードを取得する
  • WooCommerceの設定画面を開き、「決済>PayPal CheckOut」の順に開き、本番用API認証情報を登録する

メール

ユーザーが注文を行ったのちに送るサンキューメールや、配送完了時のメールなどのテンプレートを用意できます。

設定画面の「メール」タブから、どのタイミングでメールを送るのかを細かく設定することが可能です。

メールを送るタイミングだけではなく、送信者のメールアドレスや、送信する際のテンプレートなども定められるため、顧客の満足度を高めるためにも、適切に設定しておきましょう。

アカウントとプライバシー

ユーザーがアカウント作成を行う際、顧客のデータを収集することになるでしょう。

そのデータの保持期間なども設定できます。顧客情報の取り扱いは慎重に行う必要があり、万が一のデータ流出を想定して、できる限り不必要なデータを保持しない設定にしておくことが大切です。

まとめ

本記事では、WooCommerceを導入する際の設定内容や注意点などについて、網羅的に解説しました。

WooCommerceは、WordPressでECショップを作るにあたって非常に便利である上に、SEOやその他のマーケティングの観点でも非常に優秀です。

セキュリティをはじめとする保守・管理を適切に行えば、中長期的に売上を伸ばすECショップの構築が可能になるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、WooCommerceでのECショップの構築を実践してみてはいかがでしょうか。

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2022.09.27