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2021.07.27基礎知識

WordPressのバージョンアップはなぜ必要なのか?5つの理由を紹介

この記事を書いた人

wp.geek編集部

SEO対策やWeb制作・システム開発で実績のある企業です。 WordPressに特化したチームがお客様の課題を解決します。

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インターネット上に存在するWebページの約4割を占めるWordPress。 ご自身で運用されている読者の方も多いのではないでしょうか。コンテンツの投稿や管理だけでなく、プラグインを利用すればプログラムを書かなくても機能を追加できるなど、とても便利なツールです。

一方で、運用者の悩みのタネになりやすいのがバージョンアップ。悩みの内容は「なぜバージョンアップが必要なのか?」「どうやってバージョンアップするのか?」の2点がほとんどです。今回は「なぜバージョンアップが必要なのか?」という部分に注目して、技術的な部分に明るくない方にもわかりやすいように解説します。

WordPressのバージョンとは

WordPressには、「バージョン」と呼ばれる概念があります。

管理画面にログインすると、最初に表示されるダッシュボードに表示されている数字で、「5.7.2」や「5.6.4」のように表記最大3つの数字がドット区切りで表されます。

この「バージョン」とは、WordPressがこれまでにどれだけ改訂・更新されたかを表す数字で、数字の数が大きいほど新しいバージョンであることを示します。

上記の例の場合は、「5.7.2」のほうが「5.6.4」よりも新しいバージョンであることがわかります。

WordPressのバージョンアップの種類

WordPressのバージョンアップは、機能の追加や改善を示す「メジャー」と、細やかなバグや機能修正を示す「マイナー」の大きく2つに分けられます。

WordPressのバージョンは、「a.b.c」のようにドットによって区切られた3つのセクションで表されます。このうち、「a.b」の部分がメジャーバージョン、「c」の部分がマイナーバージョンです。前項の例をとると、「5.7.2」の場合は、「5.7」がメジャーバージョン、「2」がマイナーバージョンということになります。

ただし、メジャー・マイナーの概念は、プラグインに適用されません。プラグインのバージョンアップは個別に行われます。

WordPressのバージョンアップが必要な理由5つ

WordPressの運用にあたっては、定期的なバージョンアップが必要です。ここでは、その代表的な理由を5つご紹介します。

バグを修正する

WordPressをバージョンアップすることで、それまでに発見されているバグを修正することができます。

バグとは、コンピュータのプログラムにひそむ誤りです。

一般的には特定の機能が期待通りに動かないことを指し、不具合と呼ばれることもあります。

ソフトウェアにおいて、バグの発生は避けられないため、定期的なバージョンアップなどにより改善する必要があります。

脆弱性を修正する

WordPressをバージョンアップする最も重要な理由が、脆弱性を修正するためです。

運用されている多くのWordPressはインターネット上に公開されており、誰でもアクセスすることができます。アクセス可能なのは、善良な利用者だけではないことを認識しなくてはなりません。

脆弱性を修正せずに放置しておくと、悪意のあるハッカーによりWordPressが攻撃され、システムを停止させられたり、場合によっては機密情報を抜き取られたりと大きな被害を受ける恐れがあります。そんな事態を防ぐためにも、定期的なバージョンアップで日頃から脆弱性を最小限にする必要があります。

新しい機能を追加する

WordPressのメジャーバージョンをアップデートすると、最新の機能が増えてより便利になります。古い機能は将来のバージョンでサポートされなくなったり、長い期間利用されることでサイバー攻撃を受けるリスクが高まったりする場合がありますので、可能な範囲で新しい機能を利用して運用をしていくのがよいでしょう。

WordPressの動作速度を上げる

WordPressの開発チームは、バージョンが上がるたびに動作速度が上がるよう日々努めています。

いくつかの個人ブログサイトでは、旧バージョンよりも新バージョンのほうが早く動作することを実際に計測している実績もあります。もちろん、より速度を向上させるためには、利用しているデータベースを最適化したり、プラグインの設定を変更したりとサイト全体のチューニングを行う必要はあります。

しかし、少しでもユーザに快適に利用してもらうためにも、速度向上を意識して運用すべきです。バージョンアップはそのための選択肢といえます。

互換性対応を維持する

技術は開発され、やがて使われなくなります。WordPressを古いバージョンのまま運用し続けていると、Webで使われている機能が使えなくなったり、特定のブラウザからアクセスができなくなったりと運用者にとって不都合が起こりやすくなります。
定期的にバージョンアップすることで、新しい技術に対応したWordPressを利用でき、互換性を強く意識することなく運用できるようになります。

バージョンアップの前に最低限チェックすべき項目

WordPressをバージョンアップする際には、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。ここでは、バージョンアップ時に最低限チェックすべき事項を紹介します。

バックアップの取得

バージョンアップに失敗したり、バージョンアップ後に必要な機能が動作しなかったりした場合に切り戻すことができるように、バックアップは事前に取得しておきましょう。

たとえば、Back WPupというWordPressプラグインを使えば、バックアップを取得できます。具体的な方法は、「BackWPupの使い方・設定方法まとめ」を参照してください。

なお、バックアップがない状態でバージョンアップがうまく行かなかった場合には、修正に大幅な工数を費やすことになります。再構築が必要なだけでなく、手動でそれまでの設定情報を元に戻したり、コンテンツをアップロードし直したりする必要があるためです。

また、旧バージョンのデータが失われるリスクもあります。

バージョンアップに含まれるコンテンツを確認

WordPressでは、新たなバージョンがリリースされると、「リリースノート」と呼ばれるドキュメントが発行されます。ここには、新たなバージョンで追加された機能や、修正された不具合など、前バージョンからの変更点が記されています。加えて、新たなバージョンにもすでに判明している不具合情報がある可能性がありますので、Googleで検索したり、WordPressの公式ウェブページを参照したりと事前に情報収集しておきましょう。現在利用している機能に影響を与える不具合がある場合には解決策を探したり、場合によってはバージョンアップを見送ったりと判断が必要です。

動作条件の確認

基本的に突然大きく変わることはありませんが、WordPressが稼働しているサーバの環境が、動作条件を満たしているかどうか事前に調べておきましょう。特に、メジャーバージョンアップにより大きな機能変更がある場合には、必要な動作スペックが引き上げられることも考えられるので要注意です。

まとめ

今回はWordPressのバージョンと、バージョンアップが必要な理由を5つ紹介しました。できるだけ新しいバージョンにして最新の機能を利用することで、よりモダンでセキュアなウェブコンテンツを安定して運用することができます。ぜひバージョンアップを運用に取り入れて、定期的なバージョンアップを実施してください。

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