プラグイン 2023.02.14 2023.12.08
All in One SEOとは?有償版(PRO)・無償版の機能も徹底解説
WordPressでWebサイトを構築する際の大きなメリットとして、SEO対策を十分に行えることが挙げられます。特に、プラグインの1つである「All in One SEO」を用いることによって、効率良くSEO対策を行えるでしょう。
本記事では、「All in One SEO」の概要や、無償版・有償版の両方の機能について解説します。
結論として、無償版か有償版のどちらを使うべきかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
まず「SEO対策」について、詳しく知りたいという方は以下の記事が参考になります。
SEOとは?SEOの分かりやすいやり方と具体的な対策方法を解説
目次
All in One SEOとは?
All in One SEO(旧:All in One SEO Pack)とは、WordPressサイト全体のSEO対策を行うことができる、SEO対策用プラグインの代名詞ともいえるほど人気のあるプラグインです。
無料版でも十分な機能が備わっている上に、有償版にすることでさらに広範囲のSEO設定を行えることから、多くのWordPressサイトで活用されています。無料で簡単にSEO設定をしたい方にとって、非常におすすめできるプラグインであると言えるでしょう。
All in One SEOの無償版でできること
All in One SEOの無償版でできることは、下記の通りです。
- メタ情報の設定
- noindexの設定
- Googleアナリティクスとの連携
- Googleサーチコンソールとの連携
- XMLサイトマップの送信・連携
- ソーシャル情報の設定
それぞれ順番に解説します。
メタ情報の設定
メタ情報とは、検索エンジン等にWebサイトの情報を伝えるために必要なものであり、metaタグと呼ばれるHTMLタグで記述されます。主に下記の情報がメタ情報として取り扱われます。
- タイトル
- メタディスクリプション
- SNSの共有情報
- メタキーワード
これらの設定はSEOの観点で非常に重要なものであるため、必ず設定しておくようにしましょう。
noindexの設定
noindexとは、Webサイトが検索結果に表示されないようにする設定のことです。Webサイトの中で、コンテンツの質が低いページもインデックスされていると、Webサイト全体のSEO評価が下がってしまいます。
なお、ここで言う質の低いページは下記のようなものです。
- 検索流入が見込めない、集客に寄与しないページ
- 重複コンテンツになる恐れがあるページ
- 低品質コンテンツページ
- サイト内検索結果ページ
- CMSで生成されるタグページなどのアーカイブページ
- テストページや未完成ページ
上記のようなページに対して、noindexを設定することでWebサイトのSEO評価が下がることを防げます。
Googleアナリティクスとの連携
GoogleアナリティクスとWebサイトの連携を行う場合、Googleアナリティクス等の解析ツールの導入が必要不可欠です。ただし、これらの分析ツールをWebサイトに設置するためには、適切な箇所にスクリプトを埋め込む必要があり、WordPressの知識が浅い方にとっては困難なケースもあります。
All in One SEOであれば、管理画面内で簡単にGoogleアナリティクスとの連携が行えるため、スクリプトの埋め込み方が分からない方でも、簡単にGoogleアナリティクスの導入が可能です。
Googleサーチコンソールとの連携
Googleサーチコンソールも、Googleアナリティクスと同様に、Webサイトの分析を行うためには非常に便利なツールです。Googleサーチコンソールを使用することで、どのようなキーワードからユーザーが流入しているのかや、検索順位を調べられます。
GoogleサーチコンソールとWebサイトの連携も、All in One SEOを使用すれば簡単に行えるため、非常に便利です。
XMLサイトマップの作成・送信
XMLサイトマップとは、Webサイトの内容や変更を検索エンジンに伝えるものです。
All in One SEOでは、無償版でXMLサイトマップを生成できる機能が備わっており、ページの作成・編集を行う度に自動でXMLサイトマップが生成されます。
これによって、制作したWebページがいち早く検索エンジンに認識され、インデックスされやすくなります。
ソーシャル情報の設定
ソーシャル情報を設定することで、FacebookやTwitter等でWebサイトがシェアされたときに下記の効果を得られます。
- OGP設定をすることによって、SNS上でシェアされた際のクリック率が高まる。なお、OGPとはSNSで共有されたWebページや画像等の情報を、正しく伝えるためのhtml要素のことです。これを活用することによって、画像や内容の可視化によってユーザーを惹き付けられるようになります。
- 構造化データとして出力され、検索エンジンに対して、自分のSNSとWebサイトが的確に紐づけられるようになる
SEOだけではなく、SNS等からWebサイトにユーザーを流入させたいと考えている場合、ソーシャル設定は必須と言えます。SNS等からユーザーを集める場合は、必ず設定しておくようにしましょう。
All in One SEO PRO(有償版)でできること
All in One SEO PRO(有償版)でできることは下記の通りです。
- さらに広範囲のVSEO・画像SEOにも対応
- ローカルSEO
- Googleニュースに対してサイトマップを送信
- WooCommerceのSEO対策
それぞれ順番に解説します。
VSEO・画像SEOにも対応
All in Onse SEO PROでは、VSEOや画像のSEO強化も可能です。なお、VSEOとは、動画におけるSEOのことであり、画像SEOとは画像検索におけるSEOのことです。
画像や動画といったリッチコンテンツを多用するWebサイトにおいては、無視できない流入経路となり得るため、Webサイトの傾向によっては、これらの施策も打っておくことが大切になるでしょう。
ローカルSEO
ローカルSEOとは、地域性に特化したSEOのことです。ローカルSEOを行うことによって、「地域名 業種」といった地域の影響が及ぶ検索で優位に立つことが可能になります。
特に企業のWebサイトにおいて、ローカルSEOは信頼性を高めるためにも重要な要素の一つです。All in One SEO PROを導入・活用することを推奨します。
Googleニュースに対してサイトマップを送信
All in One SEO PROを使用することで、Googleニュースに対してサイトマップを自動的に送信できるようになります。これによって、Googleニュースに検出されやすくなるとともに、Googleニュースからの流入を狙うことが可能です。
Webサイトを通じて、お知らせをニュースに掲載するとともに、認知を取りたいケースで非常に有用であることから、積極的に活用することを推奨します。
WooCommerceのSEO対策
WooCommerceとは、WordPressをECサイト化するための人気プラグインです。All in One SEO PROでは、WooCommerceのSEO対策も行えるため、ECサイトの売上を高めることも可能です。
WooCommerceでECサイトを運用している場合、必須の機能と言えるでしょう。
All in One SEO PRO(有償版)の概要
All in One SEO PROは、All in One SEOの有償版のことであり、無償版よりも網羅的にSEO設定を行える機能が揃っています。
詳しくは後述しますが、通常のSEOだけではなく、画像SEOや動画SEO(VSEO)、ローカルSEO(MEO)に対するアプローチも行えることから、幅広いSEOに対する施策を打ちたい方におすすめです。
企業としてWebサイトを運営しており、SEOの結果によって業績を大きく伸ばせる可能性がある場合は、有償版を検討すると良いでしょう。
All in One SEOはPRO版にするべき?
結論から申し上げると、個人ブログにおいては有償版は不要と言えます。なぜなら、無料版でも十分な機能が備わっているためです。
また、企業のサイトでも基本的には無料版の機能で事足りることがほとんどです。ただし、上述した機能を参考にして、明確な目的と使いたい機能がある場合は、有償版の使用も検討してみると良いでしょう。
まとめ
本記事では、All in One SEOの無償版・有償版の機能について解説しました。
All in One SEOは、無償版であったとしても高いパフォーマンスを発揮できる、プラグインの一つです。
無償版でも十分のSEO対策を行えるため、まずは無償版を活用しつつ、有償版にしか使えない機能を活用したい場合は、有償版を検討することを推奨します。
ぜひ本記事を参考に、All in One SEOを活用してみてはいかがでしょうか。
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