【原因と解決法】WordPressエラー：Fatal error: Call to undefined function wp()

WordPressを運用していると、突然、エラーや不具合が発生してしまうこともあります。

特に『Fatal error』になると、WordPressが正しく表示されない場合も多いため、慌ててしまう方もいらっしゃるかと思います。

今回は、『Fatal error』の中でも、『Call to undefined function wp()』と表示された場合の原因と解決方法について、解説していきます。

なお、「どうしても自力での復旧ができない」「今すぐにサイトを復旧したい」といった場合は、WordPressトラブル復旧のプロに相談することも選択肢のひとつです。

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『Fatal error: Call to undefined function wp()』の意味とは？

いきなり英語のエラーが出てしまうと、少し焦ってしまいますが、落ち着いて見ていけば怖くありません。

以下の図を見ていきましょう。

上記の図をまとめると、
『致命的なエラーが起きました：定義されていないwp()という関数が呼び出されました』
という内容になります。

もう少しわかりやすくすると、
『指示された通り、wp()という関数を呼び出したけど、その関数がなかったのでエラーを返しますね』
という意味です。

エラーの原因6つ

wp()という関数は、WordPressのコアファイルであるwp-includes内の『functions.php』で定義されています。
WordPressが正常に動作するために必要な関数です。

呼び出されるのは『wp-blog-header.php』というファイル内です。

「この関数がない」=「WordPressのコアファイルに欠損がある」可能性が高いです。
具体的には以下のケースが考えられます。

• 「wp-includes/functions.php」ファイルの該当記述部分にエラーがある
• 「wp-includes/functions.php」ファイル自体が存在しない
• 「wp-config.php」の設定に不備がある
• ファイルもしくはディレクトリのパーミッション設定に不備がある

エラーの解決・対処・修正方法

『wp-includes』ディレクトリを再インストールする

WordPressを改めてダウンロードして、『wp-includes』ディレクトリを再度アップロードしてみましょう。
問題がなければ、すぐに解消されるはずです。

WordPressはこちらからダウンロードできます。
注意点として、今、自分が使っているWordPressと同じバージョンをダウンロードしてください。

別のバージョンのWordPressをインストールしてしまうと、正常に動かない危険があります。

『wp-includes』ディレクトリと『functions.php』ファイルのパーミションを適切に設定する

それぞれ、パーミッションを以下のように設定しましょう。

• 『wp-includes』ディレクトリ：755 または 775
• 『functions.php』ファイル：644 または 664

※ただし、サーバーによって指定方法が異なる場合がありますので、詳しくはサーバー管理者にお問い合わせください。

パーミッションについて、詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。

WordPressのパーミッションとは？適切に設定するべき理由と動作確認を解説

バックアップをとってWordPress全体を再インストール

上記で解決しない場合やパーミッションの設定方法がわからない場合は、現在のWordPressのバックアップを取ってWordPress全体を再インストールしてみましょう。

インストール完了後に、プラグインやテーマなどが含まれる『wp-content』フォルダと『wp-config.php』ファイルだけ、再アップロードしましょう。

WordPressはこちらからダウンロードできます。
この時も今のWordPressと同じバージョンをダウンロードする、という注意点は同じです。

バックアップの取り方がわからない方は、以下の記事も参考にしてみてください。
WordPressバックアップ＆復元方法をやさしく解説

自力での復旧が難しい時はプロに相談

上記の対処法を読んで全く意味がわからない、という方については、無理に自分で触らない方が無難です。

また、上記を試しても復旧しない、原因についても見当がつかない、という場合も、闇雲に対処するのは危険です。

『WordPress 復旧 依頼』等で検索すれば、WordPressに詳しい人やサービスが見つかるので、知識・技術・費用等を比較して選んでみると良いでしょう。

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