基礎知識 2024.03.25 2024.03.28
WordPress対応の無料レンタルサーバーおすすめ4選!有料との違いは?
WordPressサイトの運営のため、無料のレンタルサーバーを検討している方もいるのではないでしょうか。
無料のレンタルサーバーを利用すれば費用をかけずにWordPressサイトを運営できますが、「無料だから」という理由だけで無料のサーバーを導入するのはおすすめできません。
今回は、おすすめの無料レンタルサーバーと併せて、メリット・デメリットや、無料サーバーで構築しても問題ないWordPressサイトの例を紹介します。
目次
WordPress対応無料レンタルサーバー比較表
おすすめのWordPress対応無料レンタルサーバーのスペックを、比較表にまとめました。
XREA FREE | シン・クラウド for Free | StarServerFree | WordPress.com | シン・Blog | FC2ホームページ | |
独自ドメインの設定 | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
商用利用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ディスク容量 | 1GB | 2GB | 2GB | 3GB | 3GB | 5GB |
広告表示 | あり | なし | あり(スマホのみ) | あり | あり(スマホのみ) | あり |
開発機能 (FTP接続/ phpMyAdmin) |
不明 | FTP:◯ phpMyAdmin:◯ |
FTP:◯ phpMyAdmin:◯ |
FTP:✕ phpMyAdmin:✕ |
不明 | FTP:◯ phpMyAdmin:◯ |
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【無料】WordPress対応レンタルサーバーおすすめ6選
無料のWordPress対応レンタルサーバーについて、各サーバーの特徴を紹介します。
XREA FREE
XREA FREEは、GMOデジロック株式会社が提供する無料レンタルサーバーです。
無料レンタルサーバーで唯一、15世代(15日間)バックアップに対応。無料の独自SSLも利用可能なので、セキュリティ対策が比較的しっかりしています。
その他、メール・チャットによるサポートやメールアカウントなど、他社の無料サーバーにはない機能も搭載されていて、「無料でもハイスペックなレンタルサーバーを使いたい」という方におすすめです。
公式サイト:https://www.xrea.com/
シン・クラウド for Free
シン・クラウド for Free(旧:XFREE)は、国内シェアNo.1の有料レンタルサーバーである「エックスサーバー」の無料プランです。
有料レンタルサーバーに引けを取らない高機能で高速なレンタルサーバーが、無料で利用できます。
ストレージはSSD搭載で、サイトの高速化に適しています。
また、今回ご紹介する無料レンタルサーバーの中で唯一、一切広告表示がなく、Webサイト訪問したユーザーがストレスなく利用できます。
サポートが不要で、ソフトウェアのバージョン更新などにも自身で対応できる方におすすめの、上級者向けの無料レンタルサーバーと言えます。
公式サイト:https://www.xfree.ne.jp/
StarServerFree
StarServerFreeでは、3つの無料プランのうち「フリー PHP+MySQLプラン」でWordPressを利用できます。
広告はスマホやタブレットのみ表示され、パソコンからの閲覧では表示されることはありません。
XREA FREE・シン・クラウド for Free・StarServerFreeは、いずれも実績のあるレンタルサーバー会社が運営しています。各社の有料レンタルサーバーを基に展開された無料レンタルサーバーなので、スペックや信頼性が高いのが特徴です。
公式サイト:https://www.star.ne.jp/free/
WordPress.com
WordPress.comはWordPress開発を主導しているAUTOMATTIC社が提供するWordPressサイトのレンタルブログサービスです。
これまで紹介した無料サーバーとは少し異なり、「はてなブログ」や「Amebaブログ」などと同じブログサービスに分類されます。ブログサービスの場合は、WordPressをインストールする手間がかかりません。
ただし、プラグインがインストールできない、独自ドメインが利用できないなどのデメリットもあるため、有料版を利用する前のお試し版として利用するのがおすすめです。
公式サイト:https://wordpress.com/ja/
シン・Blog
シン・Blogは、エックスサーバーが提供するWordPressに特化したブログサービスです。
インストールなどの初期設定が不要で、アカウント登録後すぐにWordPressブログを始めることができます。
SSD搭載+無料SSLで、ページスピードやセキュリティの面でもしっかり対策されています。
一方で、有料レンタルサーバーと比べてWordPressの機能が一部制限されている、デザインのカスタマイズ性が低いというデメリットがあります。
まずは無料でアフィリエイトサイトを運営してみたい方、サブブログとして運営したい方などにおすすめです。
公式サイト:https://www.wpxblog.jp/
FC2ホームページ
FC2ホームページでは、2021年から無料でWordPressサイトを作れるようになりました。
WordPress利用の場合はディスク容量が5GBまでと、他の無料レンタルサーバーよりも容量に余裕があります。
利用できるプラグインも多く、無料SSLや独自ドメインにも対応しています。
FTP接続ができないなど機能に一部制限はあるものの、比較的自由に使えるホームページスペースサービスです。
公式サイト:https://web.fc2.com/
WordPress対応の無料サーバーの選び方
WordPress対応の無料レンタルサーバーを選ぶ際には、次の5つのポイントに注目してください。
独自ドメインの設定が可能か
独自ドメインの設定ができる無料レンタルサーバーを選びましょう。
ドメインとはURLの「http://」以降の文字列であり、独自ドメインとは自身で自由に文字列を組み合わせて作るオリジナルのドメインのことです。
独自ドメインの取得はサイトの信頼性につながり、検索エンジンからのSEO評価に影響します。また、独自ドメインが設定できない場合、もしサーバー提供会社がサービスを終了した場合、せっかく運営してきたサイトの評価がどこにも引き継げなくなってしまいます。
ただ、長期的なサイト運営を考えていない、とにかく簡単にブログを始めたい、すぐにSEO評価をあげたい、といった場合には、レンタルブログ系のサービスでも問題ないでしょう。
商用利用は可能か
アフィリエイトサイトなどの運用を考えている場合は、商用利用が可能か確認してください。
商用利用不可の無料レンタルサーバーで商用サイトを運用した場合、規約違反として利用停止になるおそれがあります。
ディスク容量は十分か
ディスク容量は、最低でも1GBは必要です。
テキスト中心のサイトであれば、画像を入れても1ページあたりのデータサイズは3MBほどと仮定されるため、1GBあれば300ページ分は確保できるでしょう。
ただし、長くサイト運用をしていくうちに、容量が足りなくなって有料のレンタルサーバーに切り替えるケースもよく見受けられます。有料プランも提供しているサーバーであれば、サーバーの引越しが必要なくプランの切り替えだけで対応できる場合もあるのでおすすめです。(サーバーのサービス内容については、公式サイトにて詳細をご確認ください。)
広告表示があるか
無料のレンタルサーバーの中には、アクセスしたユーザーに利用中のサーバーの広告を表示するものもあります。
広告表示はWordPressサイトの内容と全く関係ないノイズであり、ユーザビリティも低下するため、気になる場合には広告表示のないサーバーを選ぶと良いでしょう。
FTP接続やphpMyAdminが利用可能か
少し上級者向けにはなりますが、開発機能が充実していると、よりWordPressサイトのカスタマイズ性や利便性が上がります。
主にチェックしたい機能は、次の2つです。
- FTP接続
FTPサーバーに接続し、データの操作を行えるかを確認します。
テーマ内のファイルはWordPressの管理画面からでも編集できますが、テーマ外にファイルを置きたい場合や、静的なページと共存したい場合はFTP接続のできるサーバーを選びましょう。 - phpMyAdmin
phpMyAdminとは、MySQLをブラウザ上で管理するためのアプリケーションです。
データベースのバックアップやインポート・エクスポート、その他データベースの操作を行いたい場合に、phpMyAdminを利用できると便利です。
無料サーバーでWordPressを構築するメリット
無料サーバーでWordPressを構築する最大のメリットは、費用をかけずにWordPressを利用できることです。
まずはお試しでWordPressサイトを運用してみたい方や、WordPressの機能を実際に触って確かめてみたい方に無料サーバーはぴったりと言えます。
また、無料サーバーでWordPressに慣れたら、有料サーバーに切り替えることも可能です。
サーバー移行の方法については、以下の記事で紹介しています。
WordPressを移行する手順を完全解説!移行タイミングと注意点もご紹介
有料サーバーと比較した時の無料サーバーのデメリット
無料サーバーにはメリットがある一方で、有料サーバーと比較した時にいくつかのデメリットがあります。
広告が表示される場合がある
繰り返しになりますが、広告が表示される無料サーバーが多い傾向にあります。
WordPressサイトの内容と関係のない広告はユーザーにとってノイズとなり、ユーザビリティを低下させます。
また、無関係な広告が入っているとチープな印象を与えかねません。
特にサイトのブランドイメージを大切にしたい場合は、広告の表示されないサーバーを選ぶことを推奨します。
有料サーバーに比べて手間がかかる
有料サーバーの場合、ドメイン取得やWordPressの簡単ダウンロードなどの機能が充実していて、簡単にWordPressの利用を始められます。
一方で無料サーバーでは、別途独自ドメインを用意したり、WordPressのダウンロードを自力で行ったりと、初期設定に時間がかかります。
初心者の場合、有料サーバーもしくは最初からWordPressがダウンロードされている無料サーバーを選ぶと良いでしょう。
パフォーマンスが悪い
無料レンタルサーバーは、有料レンタルサーバーと比較すると処理能力が劣ります。
その結果、大量のアクセスに処理できず、サイトの表示速度が遅くなる、サーバーがダウンするなどのトラブルが起こりやすくなります。
セキュリティ面が弱い
セキュリティ面に関しても、有料レンタルサーバーの方がしっかりしています。
もちろん、無料レンタルサーバーでもSSL対応やWAFの導入など、基本的なセキュリティ対策ができているサービスもありますが、有料レンタルサーバーではより高度なセキュリティ対策ができる場合がほとんどです。
SEOの評価を下げるリスクがある
先述のサイトのパフォーマンスやセキュリティ対策は、SEOにも影響する要素です。
有料レンタルサーバーと比較すると、無料レンタルサーバーは表示速度やセキュリティ面で劣るため、SEO評価が下がるリスクがあります。
サポートがない
多くの無料レンタルサーバーには十分なサポート体制がなく、何らかのトラブルが発生した際に、特に初心者の方にとって大きなデメリットとなります。
有料レンタルサーバーでは、メールやチャット、電話でサポート窓口に問い合わせることができますが、無料レンタルサーバーではマニュアルなどを参考に自力で調べるのが一般的です。
無料サーバーでWordPressを構築しても問題ないケース
以上のメリット・デメリットを踏まえて、無料レンタルサーバーでWordPressを構築しても問題ないケースは次のとおりです。
- 収益化を考えていないサイト
- 小規模サイト
- テストサイト
収益化しない趣味のサイト、サブブログなどの小規模サイトであれば、無料レンタルサーバーを利用しても問題ありません。WordPressの機能を試すためのテストサイトも同様です。
費用をかけずにWordPress運用の体験や勉強がしたい場合には、無料レンタルサーバーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
有料サーバーを推奨するケース
有料レンタルサーバーを推奨するケースは、次のとおりです。
- コーポレートサイト
- 収益化したいサイト
基本的にはビジネスで使用するサイトの場合、有料レンタルサーバーが推奨されます。
先述の通り、無料レンタルサーバーは有料レンタルサーバーに比べてパフォーマンスやセキュリティ面およびSEOの観点で劣るため、ビジネスとしての利用には向きません。
次の記事では、おすすめの有料レンタルサーバーと選び方を紹介しています。
有料レンタルサーバーの導入を検討している方は、こちらの記事もご参考にしてください。
【プロが比較】WordPressおすすめレンタルサーバー7選・クラウドサーバー4選
おすすめの有料レンタルサーバー「エックスサーバー」
有料レンタルサーバーの中で、弊社がおすすめしているのが、エックスサーバーです。
エックスサーバーはハイスペックサーバーで速度が早く、セキュリティ機能も充実しています。
また、WordPress簡単インストール機能により、クリックだけで簡単にWordPressの初期設定を完了できるのも魅力です。
スタンダードプランなら、1年契約で月額1,100円、3年契約で月額990円。
月額料金に独自ドメインの運用費や維持調整費も含まれ、コスパの良いレンタルサーバーです。
公式サイト:https://www.xserver.ne.jp/
まとめ
WordPressの無料レンタルサーバーは、お試しでWordPressサイトを運用したい方にぴったりです。
ただし、有料レンタルサーバーと比較するとパフォーマンスやセキュリティ面で劣るため、ビジネスでの使用には不向きです。
運用したいWordPressサイトに合わせて、適切なレンタルサーバーを選びましょう。
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