セキュリティ 2026.01.16 2026.01.16
「500 Internal Server Error(500エラー)」の原因と対処法を解説

WordPressサイトを運営していて、おそらく必ず1度は遭遇するエラーの一つが「500 Internal Server Error(500エラー)」でしょう。真っ白な画面や素っ気ないエラーメッセージだけが表示された画面は、初めて目にする方にとってかなり驚くものではないでしょうか。
このエラーは一見難しそうですが、考えられる原因を順番に対応していくことで、多くの場合で問題を解消することが可能です。そこで本記事では、500エラーの具体的な9つの原因と対処法について、わかりやすく解説します。
500 Internal Server Errorとは?
500 Internal Server Errorは、日本語では「サーバー内部エラー」と訳されます。ブラウザからのリクエストに対して、サーバーが何らかの問題によって正常に処理を完了できなかったことを示すステータスコードの一つです。
ステータスコードとは、Webサーバーがブラウザからのリクエストに対して返す 処理結果を示す番号 のことです。例えば、400番台のコードはクライアント側のエラーであることを意味します。ページが見つからない際に表示される「404 Not Found」が代表例です。
この500エラーのやっかいな点は、「何が原因かは具体的に言えないけれど、とにかくサーバー側で問題が起きて動けなくなりました」という不明瞭さにあります。404エラーであれば、ページが存在しない(URLが誤っている)とすぐに原因がわかりますが、500エラーの場合は、ファイルやデータベースなどWordPress側に問題がある場合もあれば、サーバーの設定や負荷が原因の場合もあります。
500 Internal Server Errorが起きる9つの原因と対処法
もし、Webサイトへアクセスした際に500エラーが表示された場合は、直前に行った操作が影響している可能性が非常に高いです。そのため、エラーが発生した場合は、まず直前に行った変更内容を元に戻して、問題が解消するかどうか確認してください。
しかし、自分では思い当たるふしがない場合は、500エラーの原因になりそうなものから順に確認していくのが効率的な対処法です。
| 考えられる原因 | 対処法 |
|---|---|
| 【1】古いキャッシュの影響 | ・ブラウザキャッシュのクリア |
| 【2】プラグインの競合 | ・全プラグインを無効化→該当プラグインを特定して削除/無効化 |
| 【3】テーマの不具合 | ・デフォルトテーマ適用→該当テーマを特定して無効化 |
| 【4】.htaccessファイルの破損 | ・.htaccessファイルを削除して再生成 |
| 【5】サーバーへの過負荷 | ・時間をおいてページの再読み込み |
| 【6】PHPバージョンの不整合 | ・PHP更新 ・WordPressコア、テーマ、プラグインの更新 ・状況に応じてバージョンダウンも検討 |
| 【7】メモリ不足 | ・メモリ制限の引き上げ |
| 【8】ファイル権限の誤設定 | ・ファイル権限を確認 |
| 【9】サーバー側の障害 | ・ホスティング会社に確認 |
原因1:古いキャッシュの影響
500エラーは「サーバー内部エラー」という名称ですが、サーバーではなくユーザーのブラウザ側に一時的に保存されたデータ(キャッシュ)が原因で発生することがあります。
【対処法】
これが原因だった場合、キャッシュを削除すると問題が解消します。まずは使用しているブラウザのキャッシュをクリアしてください。または、シークレットモード(プライベートブラウズ)でサイトにアクセスし、正常に表示されるか確認しましょう。
原因2:プラグインの競合
WordPressで最も多い原因の一つが、プラグイン同士の干渉や、更新による不具合です。プラグインは様々な立場の企業・個人が開発を個なっているため、きちんとした最新バージョンの検証やエラー対応ができていない場合があります。そのため、インストールした環境によっては500エラーが発生することがあります。
【対処法】
これが原因だった場合、原因となるプラグインを特定してから削除または無効化すると問題が解消します。いったんすべてのプラグインを停止して問題が解消するかどうかを確認し、エラーが消えた場合は、一つずつ順番にプラグインを有効化していきます。どのプラグインを有効にするとエラーが再発するかを特定できたら、そのプラグインを停止または削除しましょう。
プラグインの無効化はWordPressの管理画面から行います。しかし、管理画面に入れない場合は、以下の方法を試してみてください。
【対応手順】
- FTPソフトでWordPressファイルを保存しているディレクトリにアクセスする
- 「wp-content」フォルダ内にある「plugins」フォルダを探す
- 「plugins」フォルダの名前を、例えば「plugins_old」など別の名前に変更する。名前を変更することで、WordPressはすべてのプラグインを読み込めなくなり、強制的に無効化される
- Webサイトにアクセスし、エラーが解消されているかを確認する
- エラーが解消されていたら、フォルダ名を元に戻し、WordPressの管理画面から一つずつプラグインを有効化して、どのプラグインが原因か特定する
原因3:テーマの不具合
テーマ内で使用しているプログラムに記述ミスがある場合や、WordPressの最新バージョンとの互換性がない場合、500エラーが発生することがあります。
【対処法】
これが原因だった場合、原因となるテーマを特定して削除すると問題が解消します。現在有効化されているテーマをいったん無効にすると、WordPress標準のデフォルトテーマ(例:Twenty Twenty-Fiveなど)に切り替わります。この状態で、エラーが解消するかどうかを確認してください。
テーマに問題があることがわかったら、テーマ開発者に連絡するか、または異なるテーマの利用を検討してください。
原因4:.htaccessファイルの破損
.htaccessはサーバーの動作を制御する重要な設定ファイルです。このファイルに記述ミスがあったり、何らかの拍子にファイルが破損したりすると500エラーが発生することがあります。
【対処法】
これが原因だった場合、.htaccessを新たに作り直すことで問題が解消する可能性があります。FTPソフト等でWebサーバーのディレクトリにアクセスして.htaccessを削除します。
ファイルの削除を行う際には、ファイルのバックアップを行ってから作業をしてください。
原因5:サーバーへの過負荷
一時的にWebサイトへのアクセスが急増する、サーバー内で重い処理が走る、など想定以上の負荷がかかると、Webサーバーのリソース不足で処理が中断され500エラーが発生することがあります。
【対処法】
これが原因だった場合、ほとんどのケースで負荷は一時的なものなので時間を置くことで問題が解消します。まずは数分待ってから、ページの再読み込み(F5キーまたはCtl+F5を押す)を行ってください。一時的な負荷であれば、これだけで正常に戻ることがあります。
過負荷がかかっているタイミングで再読み込みするのは余計負荷がかかるため、時間をおいてから再読み込みするのがポイントです。
なお、サーバーへの過負荷が頻発する場合は、契約しているプランを見直すなどの対策が必要です。
原因6:PHPのバージョンの不整合
WordPress本体やテーマが必要とするPHPのバージョンと、サーバーの設定が合っていないと問題が起きやすくなります。
現在(2025年12月)であれば以下がWordPressの必要要件です。
- PHP バージョン 8.3 以上。
- MySQL バージョン 8.0 以上または MariaDB バージョン 10.6 以上。
- HTTPS サポート
(出典)WordPress公式サイト「必須要件」
https://ja.wordpress.org/about/requirements/
最新のWordPressをインストールしているのにPHPバージョンが著しく古い場合、またはプラグインの推奨バージョンが合っていない場合に、バージョン不整合による500エラーが起きる可能性があります。
【対処法】
これが原因だった場合、PHPのバージョンを更新することで問題が解消します。しかし、PHPのバージョンを上げることで逆に不整合になる可能性もあるため、PHP側とWordPress側のバージョンを合わせるようにしてください。
PHPを更新する際はバージョンアップが原則です。しかし、バージョンアップすることで別の問題が発生する可能性もあるため、場合によってはバージョンダウンも検討してください。レンタルサーバーの管理画面から、PHPのバージョンを、推奨される安定版(例:PHP 8.xなど)へ更新してください。
原因7:メモリ不足
PHPの処理に必要なメモリが不足している状態だと、500エラーが起きる可能性があります。
【対処法】
これが原因だった場合、メモリの上限を増やすことで問題が解消します。FTPソフト等でWebサーバーのディレクトリにアクセスしてwp-config.phpファイルをダウンロードします。ファイルを開き、以下の1行をコードの最終行に追記して保存、元の場所にアップロードします。
|
1 |
define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');</strong> |
※この例では、256Mにメモリ上限を設定しています。
ただし、これはあくまでも500エラーを解消するための対処法です。エラーが解消した後には、メモリが不足する根本理由を見つけて改善する作業が必要です。
原因8:ファイル権限の誤設定
パーミッション(属性)と呼ばれる、ファイルやフォルダへのアクセス権限の設定が適切でない場合、サーバーがアクセスを拒否して500エラーを引き起こします。
【対処法】
これが原因だった場合、権限設定を正しく行うことで問題が解消します。FTPソフト等でWordPressファイルが保存されているディレクトリへアクセスし、以下の推奨設定に変更してください。
- すべてのファイル:644(-rw-r–r–)
- すべてのディレクトリ(フォルダ):755(drwxr-xr-x)
ファイルで設定する644は、ファイル所有者は読み取り、書き込みができ、それ以外は実行ができない設定です。ディレクトリで設定する755は、所有者は全ての操作ができ、それ以外は読み取りと実行が可能な設定です。
原因9:サーバー側の障害
自分側の設定に問題がなくても、ホスティング会社(レンタルサーバー)側でトラブルが起きていると500エラーが発生してしまいます。
【対処法】
これが原因の場合は、自社で対応することは困難です。 ホスティング会社公式サイトで発表されている障害情報やメンテナンス情報を確認しましょう。障害が発生している場合は、復旧を待つしかありません。時間が経っても問題が解消しない場合は、サポートへ連絡してください。
大手のホスティング会社であれば安心ですが、もし現在契約しているサーバーで頻繁にトラブルが発生するのであればWebサーバーの引っ越しも検討したほうがよいでしょう。
WordPressのバックアップを取得する方法
エラーへの対処方法を試す際には、必ず現状のバックアップを取得しておいてください。何度もファイルの変更や無効化などを行うため、作業中にファイルの更新状況が自分でも把握できなくなってしまう場合があるからです。
バックアップがあれば、その時点の状態に復元することができます。
WordPressデータのバックアップを行う場合は、「BackWPup」などのバックアッププラグインを使用すると、データの保存漏れなどもなく手軽にバックアップを取得できます。
また、自社が使用しているレンタルサーバーによっては、バックアップを自動取得しているものもあります。
WordPressの組み込みデバッグ機能を有効にする方法
前述のように、500エラーそのものには具体的なエラー原因が表示されていません。そのため、WordPressのデバッグモードを有効にすることで情報を収集し、解決の糸口が見つけやすくなります。
【デバッグ機能を有効にする手順】
- FTPツールを使用してWordPressファイルが保存されているディレクトリにアクセスし、wp-config.phpを開く
- 以下のようにwp-config.phpを書き換えて保存する
|
1 2 3 |
define( 'WP_DEBUG', true ); define( 'WP_DEBUG_LOG', true ); define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', false ); |
wp.geek編集部 解説:500エラーは慌てず確実に対応を
500 Internal Server Errorは、Webサーバー側から出された何らかの異常を知らせるサインです。このエラーが発生すると、ユーザー側には「Webサイトが落ちて利用できない」ように見えます。放置するとユーザーの信頼を損ねるだけでなく、SEOにも悪影響を与える可能性があり、早急な対応が必要です。本記事などを参考に、慌てずにひとつずつ対応してみてください。
もし自分で解決するのが難しいと感じたら、サーバー会社のサポートや専門の代行業者に相談することをおすすめします。早めの対処で、サイトへの影響を最小限に抑えましょう。
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