セキュリティ 2019.10.24 2025.06.05
WordPress保守とは?選び方やおすすめサービス9選、利用者の声を紹介
WordPressサイトを安全に運用するためには、サーバーの管理やWordPressおよびプラグイン、テーマ等の更新、脆弱性への対応などを行う必要があります。人材が豊富であれば、自社で対応できる可能性もありますが、リソースをコンテンツ制作などの付加価値が高い業務に集中したい場合は、WordPressの保守サービスを利用したほうが効率的です。
今回は、弊社のwp.make保守サービスをモデルに、WordPress保守サービスを依頼するとどんなサービスを受けられるのか、解説していきます。
【大手企業の保守実績多数】wp.support保守サービスの詳細はこちら
WordPress保守おすすめサービス9選比較表
今回は、代表的なWordPressの保守代行サービスを9つ取り上げました。
それぞれ提供内容や特徴が異なるため、企業によって向き不向きが異なります。別項でサービス選定のポイントも紹介しているので、併せて確認することをおすすめします。
wp.support (スタンダードプラン) |
WP保守工房 | インターフェイスデザインスタジオ株式会社 (メンテナンスプラン) |
B-CREATE (基本プラン) |
WordPressケアスタジオ (スタンダードプラン) |
キオミルWP保守 (バックアッププラン) |
Bizサポート | high five create (ビジネス) |
WarrowN (お手軽プラン) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セキュリティ対策 | ◯ | 対応可能 | ◯ | オプション | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ |
WordPressバージョンアップ | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ |
テーマ・プラグインバージョンアップ | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ |
PHPバージョンアップ | ◯ | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ◯ | 不明 |
定期バックアップ | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ |
緊急時バックアップ復元 | ◯ | 対応可能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 不明 |
検証環境構築 | ◯ | 対応可能 | ◯ | 不明 | 不明 | ◯ | 対応可能 | ◯ | ✖️ |
サイト死活監視 | ◯ | 対応可能 | ✖️ | オプション | ◯ | ✖️ | ✖️ | ◯ | △ |
不正改ざんチェック | ◯ | 対応可能 | ◯ | 不明 | 不明 | ◯ | ✖️ | ◯ | △ |
月次レポート | ◯ | 対応可能 | ✖️ | ◯ | ✖️ | ◯ | ✖️ | ◯ | ✖️ |
メールサポート | ◯ | ✖️ | ◯ | 不明 | ◯ | ◯ | ✖️ | ◯ | ◯ |
電話サポート | ◯ | ✖️ | ✖️ | ✖️ | △ | 状況に応じて | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
技術サポート | ◯ | 対応可能 | ✖️ | ◯ | 不明 | ◯ | ✖️ | ◯ | ✖️ |
HP運用 | オプション | 対応可能 | ✖️ | オプション | 不明 | オプション | ✖️ | オプション | ✖️ |
サーバー保守 | オプション | 対応可能 | ✖️ | ✖️ | 不明 | ✖️ | ✖️ | オプション | ◯ |
補足 | 電話対応無制限。HP運用・サーバー保守はオプション対応 | 有償プラグインのアップデートは別途費用。問い合わせ対応は5件/月まで | テクニカルサポートは上位プランから | カスタムフィールド、会員・カート機能・クラウドサーバー等の対応は上位プランから | HP運用は別途姉妹サービスで対応 | バージョンアップ時に障害が発生した場合は実施せずに作業量のみ支払い | トラブル発生時は翌営業日以内に連絡。緊急・軽微なものは即日対応 | 同社制作のWebサイトの場合は初期費用無料 | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 33,000円* サイト構築を依頼すると初期費用が0円 |
0円 | – | 0円 | 55,000円 |
月額費用 | 44,000円/月 | 1チケット8,250円~ ※月額制ではない |
24,750/月 | 13,20円/月 | 19,250円/月 | 33,000円/月 | 55,000円/回 | 19,800円/月 | 5,500円/月 |
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WordPress保守はなぜ必要?
WordPressの保守作業は、安定したWebサイト運営を支える重要な要素です。サイトを安全な状態に保ち、また、期待する成果を挙げられるよう適切な保守を行うことが必要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
Webサイトを安全に運用するため
セキュリティ対策は、WordPress保守の中でも最も重要な項目といえます。
WordPressは全世界のWebサイトのうち、40%以上で採用されています。
ユーザー数が多い分、サイバー攻撃の対象になりやすいのも事実です。
「WordPressはセキュリティ面が心配」という声もありますが、基本的にはセキュリティ対策をしっかりと行っていれば安全に使用できます。
その証拠に、大企業や国内外の公的機関のWebサイトもWordPressが採用されています。
WordPressがどんな企業のサイトで採用されているかを知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
実はあの企業もWordPressでサイトを作っていた!WordPressで作られてるコーポレートサイト
WordPress・テーマ・プラグインのアップデートがあるため
WordPressでは本体のアップデートに加えて、テーマやプラグインのアップデートも行われます。
各種のアップデートでは機能の追加や不具合の改善だけでなく、新たに発見された脆弱性の修正も行われます。特に脆弱性の修正に関するアップデートはなるべく早急に対応が必要です。
アップデートが告知される際、どんな脆弱性だったか、どんなリスクがあったかなども公表されるため、悪意のあるハッカーにもその情報が伝わります。
また、WordPress本体やプラグインのアップデートにより、サイトの表示が崩れたり、急にサイトが見られなくなったり、といった不具合が起こることもあります。
そのため、単にアップデートして終わりというわけではなく、アップデートで影響が出ないかを事前に検証したり、アップデート後にサイトの不具合が発生していないか確認したり、といった対応が必要になります。
このように、各種バージョンアップの内容を把握し、適切なタイミングで安全にバージョンアップを行うことが、WordPress保守業務における重要な責務となります。
トラブルに備えるため
WordPressサイトの運営において、突然のトラブルに備えることは非常に重要です。
万が一データが改ざんされたり、破損したりといった時も、そうした事態を想定した「備え」があればすぐにサイトを復旧できます。
「備え」の最も代表的なものが定期的なバックアップです。
バックアップを定期的に残しておけば、正常な状態のWebサイトにいち早く復旧することができ、トラブルによる被害を最小限に抑えることが可能です。
また、Webサイトの死活監視といって、正常にWordPressサイトが稼働しているかを監視することも重要です。
トラブルの発生を早期に検知して、被害や損失が小さいうちに、速やかにトラブルを回収することも、WordPress保守に求められる役割といえます。
サイバー攻撃による被害を防ぐため
WordPressはオープンソースであることからソースコードが公開されており、また、多数のプラグインやテーマが存在するため、脆弱性が発見されやすいという特性があります。さらに、世界的なシェアが高いため、サイバー攻撃の標的になりやすいというリスクも抱えています。
こうした背景から、WordPressサイトは常にサイバー攻撃のリスクにさらされており、攻撃により大きな被害を受ける可能性があります。しかし、多くの攻撃は、基本的なセキュリティ対策を講じることで未然に防ぐことが可能です。そのため、セキュリティ上の弱点に繋がる脆弱性が発見された場合には、速やかに対応を行うことが重要です。
ページ表示速度を改善するため
Webページの表示速度は、サイト評価における重要な要素のひとつです。またサイト訪問者の利便性や満足度にも大きく影響します。
WordPressにおいても表示スピードは重要な項目で、WordPressやプラグイン、テーマなどがバージョンアップされる際、パフォーマンスが最適化されるケースが多々あります。、表示スピード改善につながる場合があります。
このように表示スピード改善という観点でも、WordPress保守は重要といえます。
WordPress保守のサービス内容
WordPressの保守作業は、プログラムのバージョンアップやデータのバックアップ作業など、多岐にわたります。具体的には、以下のような内容を行います。
サイト死活監視
WordPressサイトが正常に稼働しているかを監視します。
一定間隔でパケットを送るプラグイン等を使用し、応答がなければ保守会社、クライアントにメールで通知するという方法が一般的。
最近では、Webサイトの構成が複雑化しているので、一口に死活監視といっても範囲は様々。
また、監視自体はプログラムで24時間365日可能でも、エラー時の対応は時間帯が決まっている場合もあるので、要件はしっかり確認しましょう。
弊社の場合は、24時間365日のエラー対応が必要な場合には、パートナー企業様と連携して対応しています。
コアファイルのバージョンアップ
WordPress本体(=コア)のファイルを最新にバージョンアップします。
WordPressはセキュリティ対策の観点で、最新バージョンを使用することが推奨されています。
しかし、WordPressのバージョンアップにはトラブルがつきもの。
- サイトが真っ白になってしまった
- プラグインが動かなくなった
- 表示が崩れてしまった
WordPressをバージョンアップした際に、上記のようなトラブルの経験がある方も多いのではないでしょうか。
保守サービスでは、上記のような問題が出ないようにバージョンアップを行ってくれます。
弊社の場合、テスト環境でバージョンアップを行いお客様に確認していただいて、問題がないことを確認した後に本番に反映させます。
バージョンアップで問題が出た場合でも、テスト環境でしっかりと修正・対策を行ってから、本番環境のバージョンアップを行うので、安心して最新バージョンのWordPressをご利用いただけます。
WordPressの画面が真っ白!原因別の対処方まとめ【初心者向け】
プラグインのバージョンアップ
使用中のプラグインに更新があった場合にバージョンアップします。
コアファイルと同じく、プラグインも最新バージョンの利用が推奨されます。
ただし、バージョンアップによって一部機能に変更があったり、コアファイルのバージョンと相性が悪くなる可能性があります。
WordPress保守サービスなら、問題が出ないようにバージョンアップを代行してくれます。
弊社の場合、テスト環境での事前確認はもちろん、プラグインの機能が変わってサイトに合わなくなった場合は代替できるプラグインのご提案・実装まで対応可能です。
セキュリティ対策
WordPressはその特徴から、初期設定のままだとサイバー攻撃を受けるリスクが非常に高いCMSです。そのため、IPアドレスの制限や管理画面へのアクセス制限など、適切なセキュリティ対策を行います。
定期的なバックアップ
定期的にWordPressのファイル・データベースのバックアップを取ります。
WordPressのプラグインには、期間を設定して自動でバックアップしてくれるものがあります。
WordPress保守サービスでも、基本的にはこうしたプラグインを使用してバックアップを取ります。
こうしたバックアップ用プラグインを使えば専門知識がなくても、定期的なバックアップ取得の設定をすること自体は可能です。WordPress保守サービスとしての価値は、次に説明する緊急時のバックアップ復元をしてくれるというところになります。
バックアップする簡単な方法
緊急時のバックアップ復元
万が一の時に、バックアップしたファイルを元にサイトを復元するサービスです。
サイト運営は何が起こるかわかりません。
サイトに不具合が生じた場合やファイルを誤って消してしまった場合、ハッキングを受けてサイトの内容が改ざんされてしまった場合など、様々なトラブル・緊急事態が想定されます。
「緊急時のバックアップ復元」は、何らかの問題が発生した場合にバックアップからサイトを元の状態に復元するサービスです。
基本サービスとして含まれることがほとんどですが、稀に別料金となっている場合もあるのでよく確認しておきましょう。
検証環境(テスト環境)の構築
本番サイトを検証するためのサイト(=検証環境、テスト環境)を構築します。
この検証環境を構築することで、WordPress本体やプラグインのバージョンアップ、新規プラグインの追加も、現在のサイトに影響を与えることなく確認することが可能です。
弊社の場合は、基本的に弊社サーバー内に検証環境を構築します。
ただ、既に検証環境をお持ちの場合は、既存の検証環境をそのまま活用することも可能です。
改ざんチェック
WordPressサイトの運営時のリスクの一つが、クラッカーによる不正改ざん。
クロスサイトスクリプディングを仕込まれたり、フィッシングサイト等へのリンクが埋め込まれる可能性があります。
こうした不正な改ざんについては、定期的に不審なコードが記述されていないかを判定するツールやテーマファイルの変更ログを確認するという方法でチェックを行います。
あなたのWordPressサイトがハッキングされた時の12の兆候
サーバー保守
WordPressと合わせてサーバーの保守を行っているサービスもあります。
サーバー保守は専門の会社に任せるというのも選択肢のひとつですが、WordPress保守と同じ会社に依頼することによるメリットもあります。
一番大きなメリットはトラブル発生時の問い合わせ先が一つで済むということ。
例えば、サイトが見られなくなった際、原因がWordPressかサーバー側かわからない場合、両方の保守会社に問い合わせる必要があります。WordPress保守とサーバー保守を同じ会社に依頼していれば、原因がどちらであっても問い合わせ先はひとつでよく、復旧対応もスピーディに進めることができます。
弊社では、オプションにはなりますが、WordPress保守とサーバー保守の両方に対応しています。
wp.support保守サービスの詳細はこちら
電話・メールサポート
何かがあった場合のホットラインを確認しておくことも重要です。
メール対応のみという保守会社も多いですが、弊社ではトラブル時の対応スピードは特に重要と考えているため、電話サポートにも対応しています
(※平日10:00〜18:00)
また、必要に応じてオンラインMTGやお打ち合わせも対応可能です。
月次レポート
WordPress保守を依頼した後、実際にはどんな作業が行われているのかは、担当者が忙しかったり知識がない場合には確認が難しいところです。
当月の作業やセキュリティ状況などの月次レポートがあれば、作業内容を確認できる上、記録が残るというメリットがあります。
【月次レポートあり】wp.support保守サービスの詳細はこちら
WordPress保守おすすめサービス9選
上記比較表で紹介したWordPress保守サービスについて、詳細に紹介していきます。
wp.support(株式会社デジタルアイデンティティ)
初期費用 | 0円 |
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月額利用料(税込) |
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主な実績 |
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WordPress専門のプロフェッショナルチームがWebサイトの保守運用、セキュリティ対策、トラブル対応をサポートするWordPress保守代行サービスです。
最も低額なライトプランでも、定期バックアップやメールサポートなど、ほぼフルサポートを受けられます。WordPressの専門知識が豊富なのが特徴で、保守だけでなく操作方法やカスタマイズに関する技術的な相談も可能です。ただしライトプランではWordPressのメジャーアップデートや定期更新には対応していないため、丸ごと保守作業を委託したい場合はスタンダードプランを契約するのがおすすめです。
WP保守工房(株式会社 DMZ)
初期費用 | 0円 |
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月額利用料(税込) | - ※1チケット8,250円(1時間作業に相当) |
主な実績 |
|
保守サービスで一般的な月額制ではなく、依頼した作業時間分の費用を必要な分のチケットで支払う方式のWordPress保守代行サービスです。できるだけコストを抑えたい場合には適していますが、アップデートが必要なタイミングを把握したり、トラブルが起きていないかを監視したりする必要があるため、保守作業全体をアウトソースしたい場合には向きません。
WordPressの監視やサーバー管理などを行う担当者がおり、その上で社内では対応が難しい技術的な作業や、補助的に作業を委託したいという場合にはおすすめです。
WordPress 保守サービス(インターフェイスデザインスタジオ株式会社)
初期費用 | 不明(公式ページに記載なし) |
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月額利用料(税込) |
|
主な実績 | 不明(公式ページに記載なし) |
備考 | バックアッププラン、メンテナンスプランは1年(または6ヶ月)単位での更新・支払い |
ファンクラブ運営、Webメディア運営などを手掛ける株式会社イータレントバンクのグループ企業としてサイト制作や運営、保守などを行っているインターフェイスデザインスタジオ株式会社が提供しているWordPress保守代行サービスです。
都度対応のスポットプランと定期メンテナンスプラン、バックアッププランの3種類を提供しています。定期メンテナンスプランで必要な保守作業はカバーできますが、決済機能を持つサイトは月額16,500円、問い合わせが月5回を超えると1回5,500円、時間外メンテナンス6,600円(土日祝は5,500円)など、決められた条件を超えると追加費用が発生するため契約前に自社のニーズに適しているか確認しておいたほうが安心です。
またサポートはメールまたはチャットのみ、最大初期応答時間は1営業日のため、緊急のトラブル対応はしてもらえない可能性があることは留意しておいたほうがよいでしょう。
公式:インターフェイスデザインスタジオ株式会社の詳細はこちら
WordPress保守(ビークリエイト株式会社)
初期費用 | 0円 |
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月額利用料(税込) |
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主な実績 |
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20年以上のWebサイト制作経験を持つビークリエイト株式会社が提供するWordPress保守代行サービス。基本的なセキュリティ対策をカバーした基本プランに加え、ページ更新やマルウェア駆除などのオプションを必要に応じて段階的に追加できるサービス構成となっています。
基本プランだけを契約して保守費用を低額に抑えることも可能ですが、サイト死活監視やマルウェア対策はオプションに含まれるため、その部分をどうするかを考えておくことが必要です。
WP Care Studio(株式会社 プライミンズ)
初期費用 | 33,000円 サイト構築を依頼すると初期費用が0円 |
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月額利用料(税込) |
|
主な実績 | 不明(公式ページに記載なし) |
備考 | 契約期間は初回は3ヶ月から、以降1ヶ月単位。ただし年間契約の解約は更新日の30日前までに解約通知が必要 |
「WP Care Studio」は、サイト構築/改修、保守管理、トラブル解決の3軸で展開するWordPress向けのサービスです。保守管理は機能の数ではなく対象サイトのプラグイン数やページ数によって費用が変わるのが特徴で、合計ページ数が100以上あるサイトや、会員機能があるサイトはスタンダードプランは契約できません。
またトラブル対応は別途費用が発生するため、サイト保守作業をアウトソースしたい企業や大規模サイト、会員向けサイトを運用している企業は割高になる可能性があります。逆に、ページ数が少なくカスタマイズが少ないシンプルなサイトを運営している場合は費用を抑えられます。
キオミルWP保守(キオミル株式会社)
初期費用 | 0円 |
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月額利用料(税込) | 33,000円 *サイトの規模や状況によって金額が変動する場合あり |
主な実績 | 不明(公式ページに記載なし) |
備考 | 最低契約期間は12ヶ月。契約満了1か月前までに申し出がない場合は自動更新。 |
初期費用0円、月額30,000円のワンプライスでサイト保守を提供するサービスです。費用内で改ざん検査、プラグインのアップデートなどの基本的な保守作業のほか、ログインURL変更、wp-config.phpへのアクセス制限、Basic認証設置などのセキュリティ対策を自動的に行ってくれます。月次報告レポートの提出やメールでの技術サポートも対応しているため、WordPressの保守を全面的にアウトソースしたい場合におすすめです。
BiZサポート/WordPressの保守サービス(Bizサポート)
初期費用 | 不明(公式ページに記載なし) |
---|---|
月額利用料(税込) |
|
主な実績 | 不明(公式ページに記載なし) |
「BiZサポート」は、個人事業主であるTakuya Okada氏の屋号です。サイト制作、パソコンサポート、データ入力代行を行っており、サービスのひとつとしてWordPress保守代行も提供しています。
スポット対応がベースとなっており、バージョンアップとバックアップがメイン対応となります。そのため、サイト保守をアウトソースしたい場合には適していません。
high five create/WordPress 保守管理サポート(株式会社ハイファイブクリエイト)
初期費用 | 0円 |
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月額利用料(税込) |
|
主な実績 |
|
備考 | 最低契約期間はなし(1ヶ月ごとの支払、いつでも解約可能) |
定期バックアップやサイト死活管理などの基本的な保守対応のほか、画像圧縮、コード圧縮、テクニカルサポートにも対応しているのが特徴の保守代行サービスです。オプションでドメインアカウントの管理代行やSearch Consoleの導入支援なども行っているので、自社に専門知識がある担当者が不在でサイト管理をサポートしてほしい場合にはおすすめです。
WarrowN/更新サポート・保守・管理プラン(株式会社WarrowN)
初期費用(税込) | 55,000円 *同社でサイト制作した場合は初期費用が無料 |
月額利用料(税込) |
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主な実績 | 不明(公式ページに記載なし) |
備考 | 年払いの場合は1ヶ月分が無料 |
名古屋にあるWeb制作会社のWarrowNが提供するWoedPress保守代行サービスです。初期費用の価格設定や保守作業の内容から、基本的には自社で制作したWebサイト向けの保守サービスと考えられます。
スタンダードプランであれば、2週間に1度の定期チェック・バックアップに加え、メールサポート、ドメイン管理、文章・画像差し替え(月1回)などを行ってもらえます。
WordPress保守サービスを選ぶ際の5つのポイント
自社にとって有益な保守サービスを選ぶためには、以下の6つのポイントに気を付けて選ぶことが重要です。
【ポイント1】自社に必要なサポート内容が含まれているプランを選ぶ
WordPress保守代行サービスには多様な内容が提供されていますが、自社にとって必要なものが漏れなく含まれているかをチェックして選ぶようにしましょう。特に社内にIT担当者がいない企業であれば、サーバー保守や技術サポートの有無は確認しておくとよいでしょう。また万が一トラブルが発生した際のサポート内容もチェックしておくと安心です。
【ポイント2】サポート体制を確認する
技術的な面で問い合わせをしたい場合、またはトラブルが発生した際に備えて、サポート体制はきちんと確認しておきたいところです。時間外対応は可能か、また電話で問い合わせ可能かなど、サービスによって異なるため確認しておきましょう。
サービス名 | メール | 電話 | チャット | 備考 |
---|---|---|---|---|
wp.support(スタンダードプラン) | ◯ | ◯ | × | ・平日9:00~18:00 |
WP保守工房 | × | × | × | ・サポートはないが、必要に応じて電話/Web会議ツール等での打合せ対応は可能 |
インターフェイスデザインスタジオ株式会社 | ◯ | × | ◯ | ・最大初期応答時間は1営業日 |
B-CREATE | 記載なし | 記載なし | 記載なし | ・サポート手段は明記なし(メール、電話?)・営業日の10:00~17:00 |
WordPressケアスタジオ | ◯ | 緊急時のみ | × | |
キオミルWP保守 | ◯ | 状況に応じて | × | ・原則はメールだが、状況に応じて電話サポートも可能 |
Bizサポート | × | × | × | ・スポット対応のためサポート対応はなし |
high five create | ◯ | × | オプション | ・月~金11:00-17:00(祝日や年末年始、夏季休暇を除く)・オプションでSlackやBacklogでの対応可能 |
WarrowN | ◯ | × | × |
【ポイント3】費用を確認する
初期費用、月額費用、追加が必要なオプション費用を計算して月々いくら支払う必要があるかを確認しておくことが重要です。サービスによっては月額費用を低く抑えている代わりに必要な作業がオプション対応になっているものもあります。
また、作業の都度料金の支払いが必要な場合もあるため、自社がサービスを契約する場合は月々の費用がどの程度になるかを事前に計算しておくことをおすすめします。
【ポイント4】契約条件を確認する
契約する際には、最低契約期間は必ず確認しておきましょう。また、トラブルを回避するために解約条件についても事前にチェックしておくことが重要です。
サービス名 | 最低契約期間 | 備考 |
---|---|---|
wp.support(スタンダードプラン) | 記載なし | |
WP保守工房 | – | ・スポット対応なので契約期間なし |
インターフェイスデザインスタジオ株式会社 | 6ヶ月 | |
B-CREATE | 記載なし | |
WordPressケアスタジオ | 3ヶ月 | ・初回は3ヶ月から、以降1ヶ月単位で契約 |
キオミルWP保守 | 12ヶ月 | ・契約満了1か月前までに申し出がない場合は自動更新 |
Bizサポート | – | ・スポット対応なので契約期間なし |
high five create | 最低契約期間なし | |
WarrowN | 記載なし |
【ポイント5】実績を確認する
自社のWebサイトを任せるに足るサービスかどうか、提供事業者についても事前に確認をしておくことが重要です。実績を確認することで、どのような企業が利用しているか、信頼できるサービスなのかを推し量ることができます。
WordPress保守は自社対応できる?
WordPressの保守作業を自社で対応するか、外部に委託するかは、社内の体制やリソースに大きく左右されます。以下の2つの条件を満たす企業であれば自社で対応することが可能です。
ただし、全体効率の観点から見ると、比較的定型的な作業が多い保守作業はWordPressの専門知識や経験を持った制作会社に外注してしまい、より重要性が高いコンテンツ制作などにリソースを投下するほうが効果的です。
WordPressに詳しいエンジニアが社内にいる
WordPressは市場シェアが高く、Web関連の業務に関わっているエンジニアの多くはWordPressの操作または開発経験があります。そのような人材がいる企業であれば、自社での保守対応は十分に可能です。特に、PHPやJavaScript、MySQLなどの技術に明るい人材がいれば、テーマやプラグインのカスタマイズ、トラブル対応もスムーズに行えます。
また、セキュリティアップデートやパフォーマンス最適化など、より高度な対応も内製化できるため、外部委託に比べて柔軟性とコスト効率の両立が期待できます。
WordPress保守にかけるリソースが十分にある
WordPressの保守作業には、定期的なバックアップやプラグインのバージョンアップといった定型作業に加え、サイト監視やトラブル対応など、さまざまな内容が含まれます。これらを漏れなく行うためには、技術的な問題だけでなく、作業に必要な時間や人員を確保することが必要です。
内製化を目指す場合はコンサルティングを依頼するという方法もおすすめ
対応スピードを重視して社内でWordPressを管理したい場合や、運用ノウハウを自社に蓄積したいと考える企業では、たとえ前述の条件を満たしていなくても、内製化を進めたいケースがあります。
しかし、WordPressに関する知識や経験が不足していると、内製化の実現は難しいこともあります。そのような場合には、外部の専門企業にインハウス化のためのコンサルティングを依頼するとよいでしょう。
WordPress保守サービスを導入した企業の声
ここまでWordPress保守サービスの内容や、おすすめのサービスを紹介してきました。
ここからは、WordPress保守サービスの導入後をイメージするために、弊社で提供しているwp.supportを導入された企業様の声を紹介します。
些細なことでも気軽に相談ができる頼もしいパートナー – 株式会社クレディセゾン様
wp.supportをご検討いただいたきっかけ
自社サイトに突然エラーが起こってしまい、すぐに復旧対応をしてくれる会社を探していました。
wp.supportはレスポンスが早く、打ち合わせ時にエンジニアがエラーの原因説明や今後の運用のアドバイスを丁寧にしてくれて、信頼につながりました。
調査も非常に早く、すぐにサイトが復旧して助かりました。
導入した感想
定期的なバージョンアップとサイト死活監視で、安心して運用ができるようになりました。
また何より担当の方が初回の問い合わせ時から担当してくださり、些細なことでも気軽に相談ができ、頼もしいパートナー的な存在です。
トラブルが起きたとき、すぐに相談できるので安心 -人事コンサルティング会社様
wp.supportをご検討いただいたきっかけ
次々とリリースされるプラグインのバージョンアップ対応を自社で行うのが難しかったため、保守サービスの導入を検討しました。
18社比較した結果、保守やSEOに対して組織的に対応しているwp.supportに問い合わせました。
その後初回の打ち合わせで、自社が抱えていた課題に明確な解決策を提示してくれたのはwp.supportだけだったので、導入を決めました。
導入した感想
対応が早く、丁寧で助かっています。
電話サポートがあるのも魅力です。
他社はメールサポートのみのサービスが多く、実際にトラブルが起こったらどう説明すれば良いか不安でした。
電話なら直接言葉で伝えられて対応も早いので、電話サポートがあると安心感が違います。
まとめ:WordPress保守を依頼する時は要件・範囲を確認する
WordPress保守サービスの具体的な内容について解説してきました。
もし、WordPress保守を外注するという際には、保守会社との間で、保守の要件やサポート範囲をしっかり確認しておきましょう
緊急で対応してほしいのに、それはサポート範囲外なので対応できません、と言われたら困りますよね。
どこまでがサービス内容に含まれるのか、対応時間や連絡方法、別料金がかかる対応はあるか、など、しっかりと要件・範囲を確認した上で契約を結びましょう。
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- 管理画面を使いやすくしたいけれど、カスタマイズする時間や技術がない…
- サイトのUI/UXを改善したいけれど、自社内では難しい…
- WordPressサイトを高速化したいけれど、ノウハウがない…
- セキュリティ対策をしたいけれど、知識のある人材がいない…
- 日々の業務に追われて、バージョンアップなどの保守業務が放置気味…
- ちょっとしたトラブルを気軽に相談できる相手が欲しい…
「wp.support」は、WordPressのプロフェッショナル集団によるWordPress保守サービスです。
「セキュリティ対策」「バージョンアップ対応」「定期バックアップ」はもちろん、「電話サポートが無制限」なのでカスタマイズの方法やトラブル発生時にも気軽にプロに相談できます。
既に導入済みのお客様からも、
「些細なことでも気軽に相談できるパートナー的な存在」
「困ったら相談していいんだ、と気持ちが楽になった」
と大変ご好評をいただいています。
WordPress保守・運用のパートナーをお探しなら、ぜひお気軽にお問合せください。
バージョンアップが面倒だと思ったら WordPress保守・セキュリティ対策は『wp.support』にお任せ!
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【対応範囲】
・WordPress、プラグインのバージョンアップ ・セキュリティ対策 ・継続的なバックアップ ・緊急時の復旧対応 ・技術サポート・電話/メールサポート無制限 etc...
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