「WordPress」を聞いたことがありますか?ブログサイトから始まり、現在は多くのWeb制作に使われ、Web制作の中では欠かせないものになってるオープンソースのソフトである。
そのWordPressのことを初めて聞いた人でもわかるように、WordPressを紹介します!
この記事の目次
WordPressとは?
WordPress(ワードプレス)は、誰でも無料でインストールでき、使うことのできる「オープンソース」のプログラムのことである。無料で提供されているため、プログラミングを知っている人は自分次第でカスタマイズやWordPress自体を改良したりもできる。
またいろいろな機能をつけるために「プラグイン」というものをWordPress内でインストールし自分のつけたい機能などをカスタマイズすることができる。
この「プラグイン」も無償でインストールできるため、今までにないプラグインを自分自身で開発して、世界中の人々がインストールして使うことができる仕組みになっている。
毎日世界中のプログラマーなどがWordPressを日々良くしようとしているため、世界中の人々によってグレードアップが行われている。
また簡単に投稿や更新ができたりもするため、初心者でも使えるCMS※1になっている
※1:CMSとは?
Contents Management Systemの略。日本語だと「コンテンツ管理システム」になる。Webサイトを作る時、普通ならコーディングを知らなければ、画像やテキストを入れることができないが、CMSはそのような知識や技術がなくても、管理画面上からWebサイトを更新することができる。
WordPressの歴史
WordPressは誰が作ったのか?
WordPressは実業家であるマシュー・チャールズ・”マット”・マレンウェッグ(Matthew Charles “Matt” Mullenweg)が作りました。彼は2008年、Appleの創設者スティーブ・ジョブス、マイクロソフトの元最高責任者スティーブ・バルマー、Amazon会長ジェフ・ベゾスらとともに、ビジネスウィークが選定した「インターネットで最も影響力のある25人」に選ばれ、マレンウェッグは最年少の24歳で選ばれた経歴をもっています。
WordPressができた背景
創設者のマット・アレンウェッグ(Matt Mullenweg)がその当時にブログで使われていたオープンソースの「b2/cafelog」が長い間更新されていなかったことに気づき、そのソフトの拡張性を持ちつつ、Blogger(Googleのブログツール)の設定のしやすさを持つといったb2の改造をブログで呼びかけた。そうすると、イギリスに住むマイク・リトル(Mike Little)が、マットに賛同し、共同で開発され2003年に発表されました。
WordPressの普及率
WordPressはWed制作の中で使われるシステムの中で、世界普及率はNo.1となっています。およそ60%の普及率になっています。この数字は現在も伸びつづており、この先はより多くのWebサイトがWordPressになるでしょう。
WordPreeのメリット・デメリット
世界で多くつかわてれいるWordPressのメリットとデメリットをご紹介していきます。
ここでWordPreseの良し悪しを知っておきましょう。
WordPressのメリット
無料で使える
上記で説明したようにWordPressは「オープンソース」であるので、誰でも無料でダウンロードでき、使うことができます。
専門的な知識がなくてもWebサイトを作ることができる
WordPressにはそれぞ管理画面(ダッシュボード)というものが存在します。そこに入ることによって、記事の追加・編集・削除を行うことができます。ホープページを作るときは、通常HTMLやCSSと呼ばれるホームページを作るための専門知識が必要でした。WordPressは投稿する際に、勝手にそのコードを書いてくれたする機能がついており、簡単にウェブサイトを作ることができます!
多くのテンプレート・プラグインがある
WordPressにはテーマというものが存在します。それは簡単に言えばデザインと同じことです。WordPressは世界中の人が誰でも作ったりすることができるので、多くのテーマも存在しています。そのため自分の好きなデザインをWeb上で探してきて、いろいろ試してみると楽しいですね!
プラグインは、自分のWordPressに機能を追加できるものになります。ボタン一つでインストールをしてそのプラグインを「有効化」をするだけで、新しい機能を追加することができます。
昔、携帯サイトを作ったりしたことがある人も多くいると思います。そのさらに簡単にカスタマイズできたり、投稿できるのがWordPressになります。
困ったときに情報が豊富で対応できる
多くの人がWordPress開発を行っているため、その分エラーやトラブルもあります。そのため多くの人がそのエラーをWeb上に書き込み、助けを求めたりするためWordPressの開発者などがそのトラブルを解決策を投稿してくれているのです。また多くの本も書店に行けばあるため、困ったときには多くの手段があるため、悩むことも少ないはずです。
初心者の人でもWebで検索したりすれば、簡単に解決できると思います。
SEOに適している
SEOと聞いてわからない人も多いと思いますので、先に説明します。
SEO 「Serch Engine Optimization」の略である。日本語では「検索エンジン最適化」となります。Googleなどで検索したときに上位に表示されるようにするための取り組みをいいます。上位に表示されれば、その分クリックされることも多くなるため訪問者も増えるのです。
アメリカの有名なSEOの専門家もWordPressはSEOに適していると認めており、「WordPressはSEOに関する問題を自動的に解決し、80%~90%に対応するように作られている」と話しています。
WordPressから投稿をする際にディスクリプションやと呼ばれるものやキーワードを設定し、検索に出やすくします。
また、簡単に画像の設置もできるので、サイトに来た人が見やすい仕組みを作られています。
WordPressを使うだけで、SEOで上位表示できるというわけではないですが、他に比べるとSEO対策できるサイトを作れるのがWordPressになります。
多くのドメインサーバーへ対応している
WordPressを作る上でサーバーが必要になります。(こちらは後ほど説明します)
WordPressはPHPという言語で、作られており、その言語がほとんどのサーバーで対応しているため
インストールして使えるわけです。
その中でデメリットもあるのでそちらはデメリットで紹介します。
WordPressのデメリット
セキュリティーに心配点
WordPressはオープンソースで誰でもダウンロードできる分、セキュリティーに関していうと弱いものになっています。そのためハッカーからの攻撃を受けやすいものになっています。セキュリティーを強化することもできますが、初心者の人にとってはプログラムの中身を変更したりするため、難しいものになっています。
アップデートしたときに対応しないことがある
はじめに述べたように、毎日のようにWordPressは開発されています。そのためスマホのアプリのようにアップデートというものがWordPressにもあり、進化して行っているのです。しかし、そのアップデートをした際に、プラグインなどが対応できなく、アップデート後に画面が真っ白になったり動かなくなったりすることがあります。
そのためアップデートをするときには少し考えてからすることをお勧めします。
わからないときは詳しい人や少し費用はかかりますが、調査してもらうといいかもしれません。
ドメインサーバーに費用がかかる
メリットの面で多くのドメインサーバーがPHPに対応しているとお話しましたが、そのドメインサーバーを借りるためには費用がかかります。サーバーにはプランがあり、一番安いものだとWordPressに対応していなかったりします。下記を参考にして見てください。(1年契約のプラン)
Xserver
ドメイン
.com/.net/.org/.biz/.info | 1,500円 (税込:1,620円) |
---|
サーバー(スタンダードプラン)
初期費用 | 3,000円+消費税240円 |
---|---|
ご利用料金 | (1,000円+消費税80円)×12ヶ月 |
合計 | 15,000円(税込16,200円) |
総合計 | 16,500円(税込17,820円) |
これを月で割ると、1,485円/月になります。
お名前.com
ドメイン
.xyz/.online | 30円 (税込:約32円) |
---|---|
.tokyo/.space/.club/.fun/.website/.site | 99円 (税込:約106円) |
.biz/.link/.top/.group/.ltd/.tech | 199円 (税込:約215円) |
SD(共用サーバー)
初期費用 | 無料 |
---|---|
ご利用料金 | 年間10,780円(税抜) |
合計 | 10,780円(税込約11,642円) |
総合計 | 最安/10,819円(税込約11,675円) |
これを月で割ると、約973円/月になります。
WebARENA
ドメイン
初期費用 | 無料 |
---|---|
.com/.net/.org/.biz/.info | 3600円(税込 3,888円) |
スタンダード
基本料金 | 1,361円(税込1,470円)×12ヶ月 |
---|---|
合計 | 16,334円(税込17,640円) |
総合計 | 19,934円(税込約21,529円) |
SAKURA internet
ドメイン
.com/.net/.org/.biz/.info | 1,715円(税込 1,852円) |
---|
スタンダード
初期費用 | 1,029円 |
---|---|
ご利用料金 | 515円 × 12ヶ月 ※一括のみ(5,142円) |
合計 | 最安/5,142円 |
総合計 | 最安/6,857円(税込約7,406円) |
これを月で割ると、約617円になります。
多くのサーバーがありますが、安さを重視する分セキュリティ面も考慮し選ぶことをおすすめします。
WordPressを使うために
WordPressをお使いになるには、準備しなければいけないものがあります。
ここでおさらいしておきましょう。
- ドメイン
- サーバー
- WordPressに必要な情報(後の記事に説明します)
まとめ
WordPressを覚えれば自分自身のサイトを簡単にオシャレに作れるので、Web制作をする上でWordPressが適している。
思われます。学べば学ぶほど、自分ならではのサイトがあるので、自分のペースで学んでいけたらいいでしょう。

WordPressスペシャリスト・エンジニア
株式会社e2e 取締役
1985年北海道生まれ。200社以上のWordPressサイトの制作を担当し、「wp.support」では一部上場企業を含め、様々なサイトのWordPress保守・セキュリティをサポートしている。