プラグイン 2021.04.27
WordPressのプロが厳選!目的別おすすめプラグイン11選
WordPressを利用するメリットの一つとして、機能を拡張できるプラグインが豊富な点が挙げられます。しかし、WordPressには無数のプラグインが存在しており、どのプラグインを選ぶべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、WordPressのプロの観点からプラグインの選び方や、信頼性が高く有用なおすすめプラグインを8つ紹介します。ジャンルごとに紹介していますので、プラグイン選びにお悩みの方はぜひご覧ください。
目次
プラグインの選び方
WordPressのプラグインは知識さえあれば誰でも作成できるものです。そのため、開発者がしっかりと安全面を意識して作成していなければ、プラグイン導入後に問題が起こる可能性があります。
そのため、WordPressのプラグインを選ぶ際には、次のポイントに気をつけましょう。
- 更新頻度は高いか
- 信頼できる開発元か
- 使用中のWordPressバージョンで検証済みか
- 利用ユーザー(インストール数)は多いか
- プラグインの評価は高いか
これらのポイントを基準にプラグインを選ぶことをおすすめします。
詳細な選び方については、WordPressのプロが教える失敗しないプラグインの選び方
で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
目的別おすすめプラグイン11選
ここからはWordPressのプロが選んだプラグインをジャンル別に紹介します。どのプラグインを導入するべきかわからない方は、こちらのおすすめプラグインを導入してみてはいかがでしょうか。
紹介するおすすめプラグインでは、機能面・信頼性を重要視しています。
分析系のおすすめプラグイン
WordPressでWebサイトを運用する上で、アクセス解析などの分析・解析は欠かせません。WordPressプラグインのなかには、そのような分析を手助けするプラグインも存在します。
WordPress内で情報分析できる『Site Kit by Google』
分析系プラグインとしておすすめするものが『Site Kit by Google』です。
『Site Kit by Google』は、Googleが提供するWebサイト分析のためのサービスをWordPressで一元管理することができるプラグインとなっています。Google公式のプラグインであるため、信頼性は問題ありません。
『Site Kit by Google』で利用できるサービスは、次のとおりです。
- Google Analytics
- Google Search Console
- Google PageSpeed Insights
- Google Adsense
- Tag Manager
- Optimize
Webサイトの分析でGoogleサービスを利用している方は多いでしょう。
いちいちサービスを切り替えることなく各サービスの情報を確認できる「Site Kit by Google」は、とても便利なプラグインです。
SEO対策のおすすめプラグイン2選
SEO(Search Engine Optimization)は「検索エンジン最適化」のことであり、Webサイト運営において無視できないものです。WordPressはSEOを意識したWebサイトを構築できますが、専用のプラグインを導入することで、より最適化することができます。
SEO対策を一括サポート『All in one SEO Pack』
『All in One SEO Pack』はその名前のとおり、SEO施策で必要となる機能が一つにまとめられたプラグインです。『All in One SEO Pack』で使える機能の一部を見てみましょう。
- GoogleやBingへのサイトマップ送信機能
- Google Analyticsのサポート
- メタタグの自動作成
- 重複コンテンツの回避
- Google AMP対応
- 検索エンジン向けにタイトルを自動最適化
- OGP設定
など
SEO系プラグインは多く存在しますが、迷ったら『All in One SEO Pack』を選べば間違いないでしょう。
なお、同様のプラグインとして『Yoast SEO』もよく話題に挙がります。双方の違いを簡単にまとめますが、どちらも大きな違いはなく、Webサイトで必要とする機能によって選びましょう。
機能など | All in One SEO Pack | Yoast SEO |
---|---|---|
有効インストール数 | 200万以上 | 500万以上 |
対応言語 | 54言語(日本語対応) | 42言語(日本語対応) |
XMLサイトマップの自動生成 | ○ | ○ |
重複コンテンツの回避 | ○ | ○ |
OGP設定 | ○ | ○ |
パンくずリストの設置 | × | ○ |
Google Analyticsのサポート | ○ | × |
SEO解析 | × | ○ |
ヘッダーに任意のコードを出力 | ○ | × |
ほんの一例ですが、主要な機能はどちらも搭載しています。世界的には『Yoast SEO』の方が人気は高いといえますが、どちらを選ぶべきか迷ったら日本語の情報も多く、日本での利用頻度も高い『All in One SEO Pack』をおすすめします。
こうしたSEOプラグインはページスピード等を考慮して入れない方がいいという意見もありますが、代わりに自分でWordPressの構成ファイルを変更しなければなりません。
慣れた方なら変更のファイル変更の手間とSEO効果を天秤にかければ良いですが、自分でWordPressを触る技術がない方はプラグインにする方が無難です。
クローリング対策なら『Google XML Sitemaps』
seo対策の一環としてページを作成したり更新したりする際に、sitemap.xmlというファイルを作成して『Google Search Console』から送信してインデックスの促進を行います。
この「Google XML Sitemaps」は、wordpress上で更新や作成をするだけでsitemap.xmlを生成して自動的にクローラーを呼び込んでくれる優れものです。
インデックスしたくないページやindexの優先順位、最新更新日の自動更新、更新頻度の設定などsitemapに必要な要素は全てwordpressの管理画面から行うことができます。
公式URL:https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/
フォーム系のおすすめプラグイン2選
Webサイトでは読者からの問い合わせを受け付けられるように、「問い合わせフォーム」を設置することが多いものです。WordPressではフォームプラグインを用いることで、簡単に問い合わせフォームを設置することができます。
初心者・簡単なフォームなら『Contact Form 7』
『Contact Form 7』はページ遷移のない問い合わせフォームを設置することのできるプラグインです。
入力画面でエラーチェック・送信処理を行うため、簡単なお問い合わせフォームならこれで十分。
設定も非常に簡単なので、初心者にもおすすめのプラグインです。
細かい設定をしたいなら『MW WP FORM』!
『MW WP Form』はショートコードを使って確認画面付きのメールフォームを作成できるプラグインです。シンプルな作りでありながら、問い合わせフォームとして必要な機能が網羅されています。
『MW WP Form』の機能例としては、次のとおりです。
- 問い合わせ内容の確認画面が表示できる
- 同一URL、個別URLでの画面遷移が可能
- バリデーションルールのカスタマイズができる
- 問い合わせデータを保存できる
- 問い合わせデータのグラフ化ができる
など
一般的には『Contact Form 7』の方が普及していますが、単体では確認画面の表示や問い合わせデータの保存ができません。
追加プラグインを導入することで対応できますが、『MW WP Form』は単体で確認画面の表示ができる点や、問い合わせデータを保存できる点が優れています。
セキュリティ対策のおすすめプラグイン2選
WordPressで作成するWebサイトはインターネット上に公開されるものであるため、セキュリティ対策は欠かせません。セキュリティ対策プラグインも多く存在しますが、そのなかでもおすすめのプラグインを紹介します。
一番人気のセキュリティプラグイン『Wordfence Security』
セキュリティ対策プラグインで一番人気なのが『Wordfence Security – Firewall & Malware Scan』です。
脆弱性のスキャン、セキュリティ改善方法の提示、現在のアクセス状況確認、IP制限など、様々な対策をこのプラグイン一つで行えます。
『Wordfence Security』の機能の一例を以下に示します。
- 脆弱性スキャン(スケジュール設定可能)
- 2段階認証
- 画像認証
- IP制限
- ファイヤーウォール
- 現在のアクセス状況確認
- 総当たり攻撃保護
- ログインアラート
など
『Wordfence Security』は非常に高機能で設定も比較的簡単ではあるのですが、日本語に対応していないことや設定可能な項目が多すぎて初心者の方には少し難しいかもしれません。
また、リアルタイムでのIPのブラックリストやマルウェアの更新は有料版のみの対応で、無料版では有料版での実装後30日後に反映されます。
個人の場合は大きな問題にはなりづらいですが、個人情報を扱う企業サイトやeコマースサイトなどでは、有料版の検討をオススメします。
公式URL:https://ja.wordpress.org/plugins/wordfence/
参考リンク:『Wordfence』の設定方法について
不正ログインを防ぐ『SiteGuard WP Plugin』
『SiteGuard WP Plugin』は、純国産のセキュリティ対策プラグインです。プラグインを導入するだけで最低限のセキュリティ対策ができ、もちろん、細かいカスタマイズも可能です。
『SiteGuard WP Plugin』の機能の一例を以下に示します。
- ログインページの変更
- 管理ページアクセス制限
- 画像認証
- ログインロック
- ログインアラート
- XMLRPC防御
など
WordPressのハッキングや不正改ざんは、ハッカーによる不正ログインが発端となるケースがよくあります。
特にWordPressのログインページのURLは、WordPressの知識がある人ならば誰でも簡単に予測できてしまいます。
『SiteGuard WP Plugin』では、そのログインページを変更することをはじめとして、主に不正アクセスを防ぐことができます。
バックアップ系のおすすめプラグイン
WordPressを運用する上では、誤ってデータを削除してしまったり、ハッキングを受けてサイトの情報を不正に改ざんされてしてしまう可能性があります。有事の際の備えとして、バックアップを取得することは非常に重要です。WordPressのプラグインのなかには、バックアップを取得するためのプラグインも存在しますので、おすすめのプラグインを紹介します。
簡単&自動でバックアップ!『BackWPup』
『BackWPup』は、WordPressのバックアップ系プラグインとして最も有名なプラグインでしょう。WordPressのバックアップを取得する際は、『BackWPup』を導入すれば間違いありません。
『BackWPup』の機能は次のとおりです。
- データベースのバックアップ
- ファイルバックアップ
- WordPressのXMLエクスポート
- データベース最適化
- バックアップをディレクトリに保存
- バックアップをクラウドサービス(Dropbox、Amazon S3など)に保存
- 定期的なバックアップ取得
など
WordPressのデータは画像ファイルなどのファイルだけではありません。記事の情報などはデータベースに保存されているため、データベースのバックアップも必要です。『BackWPup』はデータベースのバックアップも簡単に取得できるためおすすめです。
また、同じようなバックアップ系プラグインとして『All-in-one WP Migration』が存在します。どちらを利用するべきかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
『BackWPup』との違いは「定期的なバックアップ取得」と「クラウドサービスへの保存」の部分です。
『All-in-one WP Migration』は、バックアップの都度動作させる必要があり、クラウドサービスへの保存ができません。一時的なバックアップであれば、『All-in-one WP Migration』で問題ありませんが、定期的にバックアップを取得し続ける場合は『BackWPup』を選択するとよいでしょう。
投稿ツール系のおすすめプラグイン2選
WordPressの投稿記事を作成する際に、「こんな機能があればいいのに」と思うことはないでしょうか。たとえば、ビジュアルエディタで表を挿入できるようにしたり、カスタムフィールドに任意のフィールドを表示して投稿画面から一括で入力できるようにしたりと、記事作成の際の効率を上げたい、と考える場面は多いでしょう。
そんな記事作成の効率を上げるためのツールとして、WordPressの投稿ツール系プラグインのおすすめを紹介します。
ビジュアルエディタを便利に!『TinyMCE Advanced』
『TinyMCE Advanced』は、WordPressのビジュアルエディタの機能を拡張するプラグインです。WordPressのデフォルトビジュアルエディタでは、表の追加ができないなど、最低限の編集メニューしか用意されていません。しかし、『TinyMCE Advanced』を利用することで、自由にカスタマイズすることが可能なのです。
『TinyMCE Advanced』では、視覚的にビジュアルエディタの編集メニューをカスタマイズできるため、欲しい機能を簡単に追加することができます。また、WordPressの新しいエディタである「Gutenberg」にも対応しており、記事作成の効率を上げるためにおすすめのプラグインです。
WordPressのカスタマイズには必須!『Advanced Custom Fields』
『Advanced Custom Fields』は、記事投稿画面のカスタムフィールドを作成できるプラグインです。たとえば、投稿画面からメタタグの設定や記事のトップページへの表示有無の設定など、投稿画面の下部・右部などに表示されるフィールドをカスタムできます。
本来はfunctions.phpなどのプログラムを修正する必要がありますが、『Advanced Custom Fields』では視覚的にカスタムフィールドの作成が可能です。無料版でも30種類以上のフィールドタイプが用意されていますが、有料版ではさらに以下の5つのフィールドが追加され、より柔軟なカスタムフィールドが作成できます。
- 繰り返しフィールド
- ギャラリーフィールド
- フレキシブルコンテンツフィールド
- Cloneフィールド
- OptionsPage
WordPressの扱いになれてきた中級者以上の方向けではありますが、使い勝手も非常に良く、WordPressの自由なカスタマイズには必須レベルのプラグインです。
その他のおすすめプラグイン
その他のプラグインとして、導入をおすすめするプラグインを紹介します。
『WP Multibyte Patch』
『WP Multibyte Patch』は、WordPressの日本語版パッケージのためのマルチバイト機能の拡張プラグインです。
WordPressは海外で作成されたものであるため、もともとの表示言語は英語となります。英語は1文字1バイトであるのに対して日本語は1文字2バイトであるというバイト数の違いがあり、そのことで文字化けなどを起こすリスクがあるのです。
『WP Multibyte Patch』を導入することで、WordPressを利用する上での文字化けを防止し、記事投稿画面の文字数カウントなどの計測結果を正しく表示できるようになります。
日本語でWordPressを利用する上では、必須のプラグインといえるでしょう。
まとめ
WordPressの機能を拡張するプラグインは、シンプルなものから多機能なものまで数多くのプラグインが公開されています。その中から、今回紹介したプラグインを導入することで、快適なWebサイト運営ができるようになるでしょう。
WordPressのプラグインは導入数が多くなるほど、ページの表示速度が落ちるなどのデメリットがあるため、必要最小限のプラグイン利用に留めるほうが望ましいといえます。そのためにも、今回紹介したおすすめプラグインを試してみてはいかがでしょうか。
また、プラグインを導入する際には、WordPressのバージョンアップと同じくプラグインのバージョンアップも小まめに行いましょう。機能面のバグ修正以外にも、セキュリティ対策としてのアップデートの場合も多く、安心して利用するためにも小まめなバージョンアップをおすすめします。
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